ラジオ・キラー

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  • サイズ B6判/ページ数 494p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760132652
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

■TBS系《王様のブランチ》でも紹介されました!
■『治療島』に勝るとも劣らない賞賛の嵐
ラジオ局を舞台に繰り広げられる、独創的な物語 ── ターゲスシュピーゲル紙
鳥肌が立つほどのスリル! ── 衛星第一テレビ
フィツェックの2作目は処女作を超えた ── ベルリーナー・ツァイトゥング紙
最初から最後まで、途切れないサスペンス ── ターゲスシュピーゲル紙
こんなスリラーを読んでしまったら、そのあと何を読んだらいいのだろう。多分、フィツェックの新作を待つしかない! ── krimi-couch de.

内容説明

その日が、彼女の人生最期の日となるはずだった。高名な犯罪心理学者でベルリン警察の交渉人イーラの心には、長女の自殺が耐え難くのしかかっていたのだ。しかし、ベルリンのラジオ局で起こった、人質立てこもり事件現場へと連れ出されてしまう。サイコな知能犯が、ラジオを使った人質殺人ゲームを始めようとしていたからだ。おまけに犯人の要求は、事故死した婚約者を連れてくるという不可解なものだった。リスナーが固唾を呑む中、犯人との交渉を始めたイーラは、知られたくない過去を、公共電波で明らかにせざるを得なくなる。そして事件は、思いも寄らぬ展開へと、なだれ込んでいくのだった…一気に読ませる、驚異のノンストップ・サイコスリラー。

著者等紹介

フィツェック,セバスチャン[フィツェック,セバスチャン][Fitzek,Sebastian]
1971年生まれ、ベルリン在住。テレビ・ラジオ局のディレクター、放送作家として早くから活躍する。2006年、処女作『治療島』がドイツでベストセラーとなり、一躍有名作家に。二作目の『ラジオ・キラー』もベストセラーとなり、本格スリラー作家の地位を不動のものとする

赤根洋子[アカネヨウコ]
1958年生まれ。早稲田大学大学院修士課程(独文学)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

★Masako★

71
★★★★ 面白かった~!ベルリンのラジオ局で立てこもり事件発生。犯人の要求は事故死したとされる婚約者を連れてくること。犯人はラジオを使い人質殺人ゲームを開始する。犯罪心理学者でベルリン警察のイーラが交渉人となるが…。自殺した長女の件で自暴自棄になり苦しみを抱えながら交渉にあたるシーラ、周囲の様々な思惑、薄皮を剥ぐように見えてくる真相…誰が味方で誰が敵なのか?緊張感がずっと続く展開に読む手が止まらない!全てが明らかになるラストはお見事!これはオススメのサスペンス&ミステリーです(^-^)!2018/04/29

とろこ

68
ベルリンのラジオ局が何者かに占拠された!犯人は、無作為にキャッシュコールし、電話を受けた相手が正しいパスワードを言えなければ、人質を1人ずつ殺していく、と脅す。犯人の要求は、姿を消した恋人を連れて来い、というもの。しかし、その恋人は、既に交通事故で亡くなっていた…。この事件の交渉人となったイーラだが、彼女は、長女の自殺という過去を背負い、アル中で自殺願望を持っている。警察内の上下関係、馬の合わない上司、肉体関係のある同僚…。誰が味方で誰が敵なのか。真実は何か。一気読み必至のスリラー。2018/05/24

momi

51
意味深な衝撃的な始まり!! 人質をとってラジオ局のスタジオに立てこもった犯人の要求は「事故で死んだ女をさがし連れてこい!」ヒロインは心の傷を負ったアルコール依存症の女性交渉人「イーラ」国家…陰謀説まで出てきたり…いろんなことが起きすぎて…なんて言っていいのか面白すぎて言葉が見つからないけれど…あえて一言で言うなら… とにかく素晴らしい作品でした!!!二転三転どんでん返し!!いったい誰が味方なの!!!スピード感ありアクションありのノンストップサイコスリラー!!最高に面白かったッ!!オススメ◎ 2018/05/21

カナティ

43
すごーく面白かった‼︎ 初めての作家さん、しかも翻訳物でしたが、読友さんが面白くて止まらない!との声を聞いて手に取りましたがその通りでした! ラジオ局に人質をとって立て篭もる犯人...要求は事故で亡くなった?恋人を連れてくること、という無謀な物...、ヒロインはトラウマ持ちのアルコール中毒でもある女刑事... どうなっちゃうの〜!と先が気になり、手が止まりませんでした。シリーズ新刊の「乗客ナンバー23の消失」もさっそく図書館で予約したので楽しみです♪2018/05/10

あさうみ

38
面白い!!『乗客ナンバー23の消失』に出てくる情報屋ディーゼルの初出。彼が制作部長を務めるラジオ番組で人質立てこもり事件が起きる。その犯人との交渉人は娘を亡くし酒に溺れまさに自殺しようとしていた心理学者イーナ。犯人の驚くべき計画。要求に隠された真実。明るみになる陰謀。裏切り者は誰?すべての伏線が回収されたラストは圧巻だった。めくるめく展開を楽しんだ!!素敵なサスペンススリラーがあります!と是非、お勧めしたい。2018/04/09

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