内容説明
ふしぎな姿・生態をもつ105種を厳選!小学生から大人まで楽しめるオールカラー図鑑。
目次
鱗翅目
毛翅目
隠翅目
双翅目
長翅目
膜翅目
撚翅目
鞘翅目
脈翅目
半翅目
総翅目
虱目
食毛目
噛虫目
絶翅目
マントファスマ目
非翅目
蟷螂目
等翅目
蜚〓(れん)目
革翅目
竹節虫目
直翅目
紡脚目
〓(せき)翅目
蜻蛉目
原蜻蛉目
蜉蝣目
古網翅目
総尾目
イミノミ目
双尾目
粘管目
原尾目
著者等紹介
川上洋一[カワカミヨウイチ]
1955年東京生まれ。自然観察のインストラクターを経て、自然科学を専門としたイラストレーター&ライターとして活動。昆虫の他、両生爬虫類、里山、環境保全問題などを主なテーマとする。日本昆虫協会理事
上田恭一郎[ウエダキョウイチロウ]
1950年宮崎生まれ。1978年九州大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、北九州市立自然史・歴史博物館昆虫担当学芸員(参事)、農学博士、日本鱗翅学会理事。鱗翅目(ヤガ科、コウモリガ科)の分類、化石昆虫の分類、シーボルト収集昆虫標本などを研究し、日本産鱗翅類データベースをGBIF(地球規模生物多様性情報機構)のプロジェクトで作成している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIDDULPH
2
日本のムシたちも世界の珍虫に仲間入りさせてもらっていた。マイマイカブリ、ジンメンカメムシなどは確かにけったいな虫だと思う。見ているだけで新たな発見がいっぱいある。2012/08/14
ちあき
1
1項目1~2ページ配当の読む図鑑。こういうコンセプトの本はどうしても見た目のインパクトが優先されてしまうものだけれど、昆虫のすべての「目」をとりあげている系統性と文化史的な記述に目配りしている点が二重丸。巻末コラムや索引の充実度もすばらしく、子ども向けの図鑑にあきたらなくなった読者には圧倒的に推奨できる。もう一つ見のがせないのは、初版が他社から出ていたものを別の版元が引きついで改訂版刊行にまでこぎつけているところ。志を志だけで終わらせない出版人としての努力に敬意を表したい。2010/08/10
かば◎
0
単に珍奇な虫を物珍しさで取り上げているのではなく、昆虫の進化、生態、分布など掘り下げたうえで、幅広く取り扱っているのがよい。「木に穴を掘って住む」としか知らなかったボクトウガの幼虫が実は肉食だったらしいとか、素早くハエを狩る肉食のシャクトリムシがいるとか、生物種として昆虫は長い歴史を持つものの「蝶」が現れたのは恐竜絶滅後であるとか、意外なネタがぽろぽろ出てきて読み応えがある。2016/01/08