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ホロコーストを学びたい人のために

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760124794
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

出版社内容情報

柏書房ホロコースト3部作:「ホロコースト大事典」「ホロコーストを学びたい人のために」「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」。今後の議論は、この3作を無視してあり得ない!…ハズです。

内容説明

加害者側のドイツ人研究者が簡潔かつ精巧な記述でまとめたハンディなテキスト。コンパクトな分量ながら主要トピックを完全網羅、複雑な全体像を手軽に理解したい人に最適の一冊。

目次

朝食付きの討議―一九四二年一月二〇日のヴァンゼー会議
ドイツ系ユダヤ人とナチズム―自己理解と脅威
ドイツにおけるユダヤ人の排斥と差別(一九三三~一九三九年)
ユダヤ人の亡命(一九三三~一九四一年)
アーリア化とユダヤの星―ドイツ系ユダヤ人の公民権完全剥奪(一九三九~一九四一年)
東部占領地域のゲットー―「ユダヤ人問題の最終解決」の開始
反ユダヤ主義から大量虐殺へ―最終解決の創世記
東部での大虐殺―占領地域における「行動部隊」とその他の殺人部隊(一九四一、一九四二年)
ドイツからのユダヤ人の移送
テレージエンシュタット
その他の大量虐殺―シンティとロマの迫害
絶滅収容所における大量虐殺の工業化(一九四二~一九四四年)

著者等紹介

ベンツ,ヴォルフガング[ベンツ,ヴォルフガング][Benz,Wolfgang]
1941年生まれ。フランクフルト・アム・マイン、キール、ミュンヘンの各大学で歴史、政治学、美術史を学ぶ。1969年から1990年までミュンヘンの現代史研究所の共同研究員。この間多数の叢書の編集に関わる。『ダッハウ・ノート』の共同創刊者で共同編集者。1990年以降ベルリン工科大学教授兼同大学反ユダヤ主義研究センター所長。1992年にショル兄妹賞(Geschwister‐Scholl‐Preis)を受ける。亡命研究学会会長。『歴史学』誌の共同編集者。オーストラリアおよびメキシコの大学で客員教授を務める

中村浩平[ナカムラコウヘイ]
1937年北海道生まれ。上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。現在、神奈川大学外国語学部教授。専攻:亡命文学、反ファシズム文学

中村仁[ナカムラジン]
1967年神奈川県生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶応義塾大学ほか非常勤講師。専攻:ホロコースト文学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

32
1933年のユダヤ人商店、企業のボイコットから始まり、ドイツ人社会から排除(全財産を没収し、ゲットーでの生活を強制)ユダヤ人問題の最終解決と言われる大虐殺までの流れを掴むのには最良の本。良い父親であり、親切な隣人である普通の人間が行政として「大虐殺」を行っていたのだ。狂気が狂気ではなくなってしまった恐ろしさを感じた。銃殺からはじまり、合理的かつ効果的に遂行できる終着点がガス室の設置であったという。ユダヤ人だけではなく、シンティとロマも大量虐殺の標的となっていたことについても語られている。2020/01/28

ルナティック

3
ホロコーストを、浅く広く、そし流れを確実に知りたい人にお勧めです。情報量が少ないけど、質は最上。各各のポイントを、しっかり掴んでいます。その分、枝葉情報が少ないのだが、それは、他の本を読んで補充すればOK。図書館本ですが、何度も何度も借りています。2014/03/15

蓑虫

1
200p足らずの本なのによく纏まっている。 ただ、翻訳がお堅いのですんなり頭に入ってこないところもあった。2017/10/03

kiri

0
なぜあのような大虐殺が起きてしまったのか、長年不思議に思っていたことが解決した。ただ、訳本だからなのか文章が堅っ苦しくて読むのに時間がかかる。なんだか嫌になっちゃって自分の知りたかったところまで読んでやめてしまった。時間がある時にまた続きから読みたい。2023/04/14

kame

0
反ユダヤ主義とは?ゲットーとは?強制収容所の仕組みは?ホロコーストについて、あらゆる側面から章ごとに明確なテーマに区切って分析・解説している1冊。「ホロコースト=アウシュビッツ」という浅く狭い知識を、浅く広い知識にすることは出来た。一つ一つのテーマに文量は割かれていないけれど、さほど知識がない状態なら充分すぎる程の満足度。私の理解力の問題か、それとも訳文か固いのか、読むのにかなり時間を要してしまった…ただ、これだけの幅広い内容をこれだけコンパクトにまとめている良書は他に無いのでは?2022/09/13

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