出版社内容情報
「翔けりゆく冬のフェノール」ほか宮沢賢治作の文語詩34編を作品本文とともに、語注、鑑賞を掲げる。いま注目される賢治の豊穣な文語詩の世界。
文語詩稿五十篇より(いたつきてゆめみなやみし
水と濃きなだれの風や
盆地に白く霧よどみ
月の鉛の雲さびに ほか)
文語詩稿一百篇より(岩手公園
沃度ノニホヒフルヒ来ス
遠く琥珀のいろなして
老いては冬の孔雀守る ほか)
内容説明
宮沢賢治が遺した晩年の定型文語詩について、一篇一篇の文語詩に語注と鑑賞をつけ、これまでの参考文献を網羅。宮沢賢治研究会創立50周年記念出版。
目次
文語詩稿五十篇より(いたつきてゆめみなやみし;水と濃きなだれの風や;盆地に白く霧よどみ;月の鉛の雲さびに ほか)
文語詩稿一百篇より(岩手公園;沃度ノニホヒフルヒ来ス;遠く琥珀のいろなして;老いては冬の孔雀守る ほか)