出版社内容情報
漱石文学の〈謎〉を解く鍵はその漢詩にある。漢詩漢文学,音韻学の泰斗が長年の研究にもとづき,漱石詩を的確に訓読し,解釈を施す。漱石のなまなましい本音を解き明かす唯一の漱石詩全訳本。
第一篇 漱石の詩
1、狩野君山博士の詩人漱石観
2、漱石の詩論
3、漱石の詩型
1 漱石の詩才
2 究理を忘れた文献学
3 漱石の詩式
4 良寛詩を下敷にした絶唱
5 「不立文字」ということ
4、漱石の禅定
1 円覚寺参禅は、漱石一生の一大事因縁であった
2 漱石参禅の道場
3 臨済禅の接化手段の批判と只管打坐の黙照禅へ
4 黙照禅への賛仰
5 「則天去私」への道
5、むすび―漱石の詩と禅―
第二篇 新訳漱石詩集
赤門時代前後(明治22年
24年)
松山熊本時代(明治28年
32年)
英国留学前後(明治32
33年)
修善寺大患前後(明治43年
大正5年)
明暗双双時代(大正五年8月
11月)
索引
著者紹介
内容説明
漱石詩研究第一人者による翻訳文学の金字塔。漱石のなまなましい本音を解き明かした唯一の漱石詩全訳本。
目次
第1篇 漱石の詩
第2篇 新訳漱石詩集
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