目次
序章 現代児童文学としてのヤングアダルト文学
第1章 子どもは語ることができるか―「異文化としての子ども」から「語る子ども」へ
第2章 「語る子ども」として生き延びる可能性―「大人になる」ことと主体化=服従化
第3章 忘却される「大人になる」ことへの抗い―梨木香歩『西の魔女が死んだ』
第4章 「大人になる」ことの困難、子どもとして語る困難―岩瀬成子『もうちょっとだけ子どもでいよう』
第5章 「語る子ども」としての「サバイバル」―梨屋アリエ『スリースターズ』
第6章 「語る子ども」としての語りの展開―いしいしんじ『麦ふみクーツェ』
終章 「語る子ども」の形象がもたらすもの
著者等紹介
小林夏美[コバヤシナツミ]
2010年お茶の水女子大学文教育学部人文科学科卒業。現在、聖学院大学・帝京大学非常勤講師、白百合女子大学児童文化研究センター研究員、白梅学園大学・白梅学園短期大学子ども学研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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