内容説明
十世紀後半、天台浄土教の貴族社会への浸透と遁世思想の深まりのなか、若者の出家が相次ぐ。高光入山の波紋から源氏物語の終焉まで、比叡山「横川」をめぐる文学と思想を辿る。
目次
高光出家の波紋
高光から源氏物語へ
源成信論
源氏物語の仏教思想
すくせ考
横川往還の道と小野
著者等紹介
笹川博司[ササガワヒロジ]
1955年大阪府茨木市に生まれる。1979年京都府立大学文学部卒業。1993年大阪教育大学大学院修了。1998年博士(文学)(九州大学)。現在、大阪大谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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