『家なき子』の原典と初期邦訳の文化社会史的研究―エクトール・マロ、五来素川、菊池幽芳をめぐって

個数:

『家なき子』の原典と初期邦訳の文化社会史的研究―エクトール・マロ、五来素川、菊池幽芳をめぐって

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 532p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784759922530
  • NDC分類 953
  • Cコード C3098

出版社内容情報

『家なき子』のフランスでの原典の成立と意味、日本で最初期の作品の翻訳受容の様相を明らかにし、児童文学作品としての源流を探る。フランスの児童文学作品、エクトール・マロ(Hector Malot, 1830-1907)のSans famille(1878)は、『家なき子』の邦題を冠し、日本でもとてもよく親しまれた物語である。
本書は、日本での最初の翻案である五来素川訳『家庭小説 未だ見ぬ親』と、二番目に菊池幽芳による翻訳『家なき児』を研究対象として取り上げ、Sans famille、『未だ見ぬ親』、『家なき児』の三者を考察し、フランスでの原典の成立と意味、日本で最初期の作品の翻訳受容の様相を明らかにすることで、『家なき子』という日本で流布したひとつの児童文学作品の源流を探る。

渡辺貴規子[ワタナベキミコ]
著・文・その他

目次

第1部 Hector Malot,Sans famille(1878)―原典成立の背景と意義(伝記的事実とSans famille成立の背景;Sans familleと共和国;Sans familleにおける社会批判 ほか)
第2部 明治時代後期の日本におけるSans familleの翻訳受容(五来素川訳『家庭小説 未だ見ぬ親』(1903年)
菊池幽芳訳『家なき児』(1912年))

著者等紹介

渡辺貴規子[ワタナベキミコ]
1983年大阪府生まれ。2006年京都大学文学部人文学科フランス語学フランス文学専修卒業。2008年ピカルディー・ジュール・ヴェルヌ大学大学院文学研究科修士課程修了。2009年京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。2013年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2016年京都大学博士(人間・環境学)取得。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学非常勤講師。専門、フランス児童文学、日本児童文学、日仏比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品