目次
第1部 道徳教育論を主軸としたカントの教育哲学の再定位(『教育学』と道徳哲学との関係性から読み解くカントの教育哲学;カントの良心論とその教育学的位置づけ;道徳教育の方法論としての「問答教示法」)
第2部 カントの教育哲学と周辺思想家との関係性の検討(カントの教育哲学に対するルソーの影響―公教育の概念を中心に;教育哲学者としてのロックとカント―理性の位置づけとその陶冶の方法をめぐる比較研究;カントの道徳哲学に対するショーペンハウアーの批判)
第3部 カントの批判哲学と教育哲学(カントの公教育論―世界市民的教育の現代的意義の探求;カントの教育哲学にみる強制と自由との両立可能性;「物自体」の概念とその教育哲学との関係性;「絶対的価値」論と道徳教育の構想)
著者等紹介
鈴木宏[スズキヒロシ]
1984年生まれ。山口大学教育学部講師。上智大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程教育学専攻満期退学。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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