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出版社内容情報
東日本大震災における被災者のトラウマケア/リカバリーとPTSD予防のための心理社会的支援を行なってきた国際NGOイスラエイド(IsraAID)および一般社団法人日本イスラエイド・サポート・プログラム(JISP)の5年間の活動を通して、「グループ表現セラピー」と「語り」のちからの有効性について、臨床実践と研究をふまえ実証的に明らかにしようとする国際的取組みの書。
井上孝代[イノウエタカヨ]
いとうたけひこ[イトウタケヒコ]
福本敬子[フクモトケイコ]
エイタン・オレン[エイタンオレン]
目次
トラウマケア/リカバリーの専門家養成のための国際連携プログラム開発を目指して
第1部 トラウマケアの今日的課題(日本にトラウマケアの力を育てる―東北復興支援におけるJISPの活動を通して;トラウマケアにおける表現セラピー;トラウマケア/リカバリーの専門家養成プログラム―包括的グループ表現セラピーの視点)
第2部 トラウマケア/PTSD予防とグループ表現セラピーの実際(被災支援者養成のためのグループ表現セラピーの実際)
第3部 東日本大震災の「語り」に基づく苦労体験学の構築(東日本大震災の「語り」に基づく苦労体験学の構築―心的外傷後成長(Posttraumatic Growth:PTG)の視点より
心的外傷後成長(PTG)研究におけるナラティブ・アプローチ―苦労体験学(Suffering Experience Research)に向けて
テキストマイニングによる被災体験学(Disaster Experience Research)への混合研究法アプローチ―死に関する表現と心的外傷後成長(PTG)
東北被災者における援助体験学(Helper Experience Research)―援助者セラピー原則(Helper Therapy Principle:HTP)に着目して)
著者等紹介
井上孝代[イノウエタカヨ] [Oren,Eitan]
JISP理事。九州大学大学院文学研究科博士課程単位満期退学(心理学専攻)。東京外国語大学留学生日本語教育センター教授を経て1998年より明治学院大学心理学部教授。博士(教育心理学:九州大学)。臨床心理士。病院、社会福祉、教育機関の心理カウンセラー、家庭裁判所調停員、自治体の各種審議会委員、総務庁世界青年の船指導官・カウンセラーなどを経験。マクロ・カウンセリング研究会主宰者として、マクロ・カウンセリングを提唱。トランセンド研究会元会長
いとうたけひこ[イトウタケヒコ]
伊藤武彦。JISP代表理事。東北大学大学院教育学研究科博士課程単位満期退学(教育心理学専攻)。1985年より和光大学にて心理学担当の教員。教育学博士(東北大学)。トランセンド研究会会長
福本敬子[フクモトケイコ]
一般社団法人日本イスラエイド・サポート・プログラム(JISP)元ヒーリングジャパン・プロジェクトディレクター兼JICTER担当。同志社女子大学生活科学部食物化学科専攻卒業後、高校にて教鞭をとる。ナタリー・ロジャーズのパーソンセンタード表現アートセラピーをベースにした表現アートセラピーを学ぶ。2011年の東日本大震災より、心のケアを目的とした復興支援に表現アートセラピスト兼プロジェクトコーディネーターとして携わったことをきっかけに、上記業務を担当
オレン,エイタン[オレン,エイタン]
一般社団法人日本イスラエイド・サポート・プログラム(JISP)元日本代表ディレクター。イスラエル出身。テルアビブ大学院国際安全保障課程卒業。東京大学博士課程在学中。様々な質的・量的研究方法を用い、国際平和と安全保障、日本政治と社会に関係する課題について研究している。もともと人道支援活動に興味があり、イスラエルと日本の橋渡しをしたいという思いで、2011年の東日本大震災より、東京大学主導の東北支援活動にボランティアとして携わっていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。