内容説明
本書では、亡命・移住者達によって戦中・戦後何が用意され、戦後の芸術アカデミー改革と芸術大学・学校改革の原点がどのように設定されたのか、戦中・戦後の芸術アカデミー改革に何が遺産として残されたか、この困難な課題に挑戦した。
目次
第1部 研究の視角(亡命者達による芸術大学改革についての研究視角―一九四〇~五〇年代シカゴにおける芸術学校改革と亡命芸術家の貢献)
第2部 内的亡命ドイツ人芸術大学長達の戦後改革コンセプトとその改革的・教育学的遺産(モダニズム芸術家W.バウマイスターに見る芸術アカデミー改革コンセプトについて;シュトゥットガルト・アカデミー教授W・バウマイスターは内的亡命に耐える中でモダンアーティストとして何を構想したか;戦後ベルリン造形芸術大学改革と演説原稿にみる初代学長K.ホーファーの改革意識について ほか)
第3部 米国における亡命ドイツ人芸術学校長・教授の戦中・戦後芸術学校改革コンセプトとその改革的・教育学的遺産(亡命バウハウス教師L.モホリ=ナギの芸術教育学上の苦闘とシカゴにおける芸術学校改革;改革芸術学校ブラック・マウンテン・カレッジ学長J.A.ライスの教育理念とバウハウス教師J.アルバースの芸術教育上の貢献;アメリカに渡ったドイツ人芸術教育者ハンス・ホフマンの芸術教育と芸術教育理論の改革的性格について)
著者等紹介
鈴木幹雄[スズキミキオ]
昭和27(1953)年生。現在神戸大学人間発達環境学研究科・教授。専門、芸術教育学・教育哲学、博士(教育学、広島大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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