出版社内容情報
日本の子どもがネイティブに混じって英語を学んだ過程を数年間の発話データに基づき分析。ネイティブとの相違と類似、日本人特有の困難とその克服法も初めて紹介。
内容説明
日本の子どもがネイティブに混じると、どう英語を学ぶのか。イギリスに暮らす著者が長期間の観察結果を今初めて明らかにする。これからの英語教育に役立つ指針とアイデアがいっぱい。日本人の英語学習を考える出発点がここにある。
目次
日本人と英語学習
英語発話データ
英語の発達の概要
英語発話の型の発達
初期の英語の語結合
動詞の発達
動詞の形態素の発達
否定文の発達
疑問文の発達
その他の形態素の発達
前置詞の発達
法の助動詞の発達
接続詞の発達
英語習得過程の概略と初期言語方略
結論と今後の課題
著者等紹介
山本麻子[ヤマモトアサコ]
前橋市出身。津田塾大学英文学科卒業。お茶の水女子大学修士課程修了。1979年に渡米し、1981年ボストン大学教育学部大学院TESOLコース修了。成蹊大学、恵泉女子学園短期大学などで英語を教える。1986年より在英。1992年レディング大学言語学科でPh.Dを取得。その後、言語学科で研究員としてプロジェクトをする一方、学部学生に言語学の基礎を教える。また、教育学部等で講師などをつとめる。現在レディング大学リサーチフェロー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。