出版社内容情報
源氏物語作者としての紫式部や女房・女官制度などを論じた書下ろし論文集。\〈執筆者〉/野村精一/加納重文/宮崎荘平/久富木原玲/柏木由夫/島田とよ子/増田繁夫(第13回配本)
内容説明
女房の顔・作者の視点。源氏物語研究の新しい段階を模索し物語全体の理解をめざす待望の企画。
目次
作家・作品・作者―むらさき式部のばあい
平安中期の女房・女官
女房としての紫式部―『紫式部日記』から
歌人としての紫式部―逸脱する源氏物語作中歌
大弐三位賢子の生
紫式部の家族
紫式部伝研究の現在―渡殿の局、女房としての身分・序列・職階