内容説明
教師は、どれだけ正確に子どもの表出する非言語的行動を読みとっているのか。読みとりスキルの高い教師は、どのような個人的特性をもっているのか。訓練によって、読みとりスキルを高めることができるのか。本書では、熟練した教師たちが教室の中で獲得してきた実践知を、教育心理学の実証的手続きによって明らかにする。
目次
第1章 本研究の意義と目的
第2章 文章題解答中の児童による非言語的行動の表出
第3章 非言語的行動の読みとりスキルの個人差
第4章 非言語的行動の読みとりの手がかり
第5章 ごまかしの表出の読みとり
第6章 非言語的行動の読みとりに及ぼす情報提示の効果
第7章 非言語的読みとりスキルの訓練効果
第8章 本研究の総括と今後の課題