内容説明
本書は、宮内庁書陵部蔵御所本「とりかへばや」(四冊本、函架番号459.15)を底本とし、それに各系統の諸本を似て校合し、研究・討議の上、必要に応じ最小限の校訂を底本に加えて本文を立てた。
感想・レビュー
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かば◎
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原文の解釈メインで、1節ごとに原文、現代語訳、注釈、解説の4段構え。訳文も堅め。私のように「物語を読む」目的からすれば、もっとこなれた訳本を読むべきだったかも。ただし、時折原文や注釈を参照するのも面白くないわけでもない。物語の主人公はいわゆるオトコの娘とボクっ娘の兄妹で(本当はボクっ娘というのは正しくないが、オトコの娘の対義語が思い浮かばない)、まるでアニメか、あるいはどこのエロゲ?な筋書き。海外のアニメおたくあたりが読めば、「なるほど、日本は1000年近く前からこうだったんだな」と思うこと請け合い。2012/12/14
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