内容説明
本論文は、既著「キブツの保育」の継続研究としてキブツに関する研究をさらに深め、かつ日本およびイスラエルの3つの社会(キブツ社会、一般ユダヤ社会、イスラエル在住の一般アラブとベドウィン社会)における就学前教育を比較し、それをもとに、就学前教育の理論的枠組みの構造化を試みることを目指して著された。
目次
第1章 日本の就学前教育の概括(日本国家の歴史的変遷と思想の概略;子ども観・児童観の源流と発展;就学前教育の現状)
第2章 イスラエルの就学前教育の概括(イスラエルの歴史的変遷と思想の概略;子ども観・児童観の源流と展開;就学前教育の現状)
第3章 キブツの教育理念と調査研究(キブツ社会における就学前教育;キブツ集団主義教育理論;集団教育の諸様相;キブツの家族問題;キブツの女性問題;キブツにおける調査研究)
第4章 各社会層における調査と比較―キブツ社会、一般ユダヤ社会、アラブ社会、および日本社会を対象に(イスラエルの一般ユダヤ社会における就学前教育;イスラエリ・アラブ社会における就学前教育;イスラエルの三つの社会層の就学前教育における比較調査と分析;日本の就学前児との比較・考察)
第5章 就学前教育の構造の分析(構造化へのプロセス;就学前教育内容における諸構造論;構造分析)
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- 和書
- 彼方 - 木村聡雄句集