出版社内容情報
和銅日本紀が実在したことを論証し、日本書紀の研究に前人未踏の領域を開拓した旧著に、好太王碑文に関する新説、文献学方法論の論文を加えた創見に満ちた労作。
【目次から】
序 序説 研究の範囲と方法
第一章 和銅日本紀の研究史
第二章 日本書紀後世改刪説の再検討
第三章 和銅五年上奏日本紀の存在について
第四章 旧日本紀の逸文
第五章 弘仁私記と旧日本紀
第六章 続日本紀の年代学的研究
第七章 日本書紀の年代学的研究
第八章 奈良時代における四分暦の存在について
第九章 奈良時代の紀年法と中国の紀年法
第十章 神武天皇元年の研究
第十一章 豊受大神と旧日本紀
第十二章 天武紀の改刪と旧日本紀
第十三章 和銅日本紀の叙述範囲と撰進年代
第十四章 和銅日本紀と仮名日本紀
第十五章 和銅日本紀と養老日本紀
結語
附録
あとがき
〈増補篇目次〉
第一章 二年引き上げられた干支紀年法の源流/他