出版社内容情報
セイラムにくらす魔女、グリメルダには悩みがありました。心があるせいで、ほかの魔女たちのようにいじわるになりきれないのです。じゃまな心なんていらない、みんなとおなじになりたい!「血の月」をお祝いする夜、グリメルダはついに、心をなくす方法をさがそうと決心し、こっそり村を出ていきます。
悪夢の王、川むすめ、バケノキ。途中で出会う風変わりなばけものたちを巻き込みながら、グリメルダはおそろしげな森のなかをゆうかんに歩きつづけます。はたして、心をなくす方法はみつかるのでしょうか。
フランス児童文学界で「ファンタジーの女王」ともよばれる著者がはじめて手がけた絵本。いろんな気持ちをおこさせる心が“じゃま”だと感じる瞬間はきっとだれにでもあるでしょう。でも、そんな感情もふくめてすべて自分であり、そのままでいいのだと気づいたとき、グリメルダにおこる変化とは。心の声を聞き、自分を認めることの喜びを伝える絵本です
内容説明
とある山おくの谷に、セイラムという村がある。住んでいるのは、おそろしい魔女ねずみたち。今日は「血の月」のお祝いをする日だ。セイラムじゅうの魔女たちが、うきうきと鍋いっぱいに魔法のくすりをつくっている。でもただひとり、グリメルダ・オーシュコルヌだけはちがった…。
著者等紹介
オドネル,カッサンドラ[オドネル,カッサンドラ] [O’Donnell,Cassandra]
ドキュメンタリーや報道番組のディレクター職を経たのち、2011年、長編小説『Rebecca Kean』(J’ai Lu社)により小説家デビューを果たす。フランス北西部のノルマンディーに暮らす
グザヴィエ,ジャン=マティアス[グザヴィエ,ジャンマティアス] [Xavier,Jean‐Mathias]
アニメーション業界でキャリアをスタートし、デザイナーやアートディレクターとして経験を積む。フランス西部の都市アンジェとパリの中ほどに暮らす
やまもとみき[ヤマモトミキ]
岐阜県生まれ。翻訳家。訳書に『ちょっとだけのんびりするひ』(2024年日本絵本賞最終候補)などがある。心が石のように重たくなると、お気に入りのお話を読んで、心を軽くすることにしている。やまねこ翻訳クラブ会員。大阪の、太陽の塔の近くに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- コールセンターガール