出版社内容情報
驚異的な芸術家であり神経科学の父でもある、サンティアゴ・ラモン・イ・カハールの感動的な伝記絵本。 サンティアゴは子どもの頃からずっと絵を描くのが好きだった。チョークや木炭を使って、壁に闘牛を描いたり、戸口に帆船を描いたりした。しかし、父親はサンティアゴを芸術家ではなく医者にしたかったので、サンティアゴは隠れて絵を描くしかなかった。ある夜、父親と一緒に廃墟と化した墓地に骸骨を探しに行き、サンティアゴが人間の体も芸術作品であることに気づくまでは。触発されたサンティアゴは医師としての訓練を受け、その芸術的な目で神経系の構造を発見し、神経科学の父となった。 科学者クリスティン・アイヴァーソンによるこの素晴らしい絵本は、スペインのアーティスト、ルチアーノ・ロサーノが想像力豊かに描き、サンティアゴ自身の絵を巧みに取り入れることで、彼の魅力的で感動的な物語に命を吹き込んでいる。巻末には、神経細胞についての科学的な記述、参考資料、サンティアゴの詳細な伝記が掲載されており、芸術と科学がともに偉業を成し遂げることを証明している。
【目次】
内容説明
神経科学の父、ノーベル賞科学者、サンティアゴ・ラモン・イ・カハールの感動的な伝記。「好き」なことをとことんやってみることが、やがて大きなエネルギーとなり、道を切り拓く。芸術と科学が結びついて、偉業を成し遂げるさまを、生き生きと描く。
著者等紹介
アイヴァーソン,クリスティン[アイヴァーソン,クリスティン] [Iverson,Christine]
理学療法の博士号と教育学修士号(おもに児童文学を研究)をもつ。大学院在学中にサンティアゴ・ラモン・イ・カハールの業績と出会い、その手の込んだ芸術作品のような図、神経科学研究、そして人生への情熱的なアプローチに魅了された。本書は彼女にとってはじめての児童書である
ロサーノ,ルチアーノ[ロサーノ,ルチアーノ] [Lozano,Luciano]
受賞歴をもつ作家・イラストレーター。彼の作品は新聞、雑誌、本に掲載されている。バルセロナ在住
坪子理美[ツボコサトミ]
翻訳者。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
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