出版社内容情報
テストステロンが人間の体に与える影響は強大で、遺伝子や文化と協調し、男女の身体と行動を多種多様なものにする。
人間の行動に性差がある理由について意見は分かれるが、科学的には明らかである。
しかし、だからといって、ジェンダーの不平等さや家父長制的な価値観を支持することはない。
むしろ、テストステロンを理解することは、私たちは自分自身と互いをよりよく理解し、より公平で安全な社会を築くことに繋がるはずである。
テストステロンはヒトの心を、身体を、行動をどのように形成するのか?
本書は私たちがテストステロンを深く理解する機会を提供し、「ヒトとは何か?」という問いと改めて向き合うきっかけを与えるだろう。
内容説明
テストステロンが人間の体に与える影響は強大で、遺伝子や文化と協調し、男女の身体と行動を多種多様なものにする。人間の行動に性差がある理由について意見は分かれるが、科学的には明らかである。しかし、だからといって、ジェンダーの不平等さや家父長制的な価値観を支持することはない。むしろ、テストステロンを理解することは、私たちは自分自身と互いをよりよく理解し、より公平で安全な社会を築くことに繋がるはずである。テストステロンはヒトの心を、身体を、行動をどのように形成するのか?本書は私たちがテストステロンを深く理解する機会を提供し、「ヒトとは何か?」という問いと改めて向き合うきっかけを与えるだろう。
目次
1章 テストステロンを巡る冒険
2章 内分泌とは
3章 テストステロンをひとさじ
4章 頭の中のテストステロン
5章 優位性
6章 角と攻撃性
7章 暴力的な男たち
8章 性行動
9章 性転換とテストステロン
10章 さあ、テストステロンの話をしよう
著者等紹介
フーベン,キャロル[フーベン,キャロル] [Hooven,Carole]
本書の執筆時点ではハーバード大学講師。人類進化生物学の学部生向けの講義をもっていた。ホルモンと人類の行動の関係について、20年間にわたってハーバードで研究を進めていた。2004年に博士号(PhD)を取得し、以降はホルモンと行動学について教鞭をとっていた。数々の教育賞を受賞。講義は学生からも非常に好評で、2019年にはハーバードの学生が選ぶ「受けてみるべき講義TOP10」に選ばれている。2023年にハーバード大学を退職し、2024年現在は、アメリカエンタープライズ研究所シニアフェロー
坪井貴司[ツボイタカシ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。2001年浜松医科大学大学院医学系研究科生理系専攻博士課程修了。現職に至る。博士(医学)。専門は、分泌生理学、内分泌学、神経科学。基礎・応用の両面から、腸内細菌がどのようにホルモン分泌機能を調節し、摂食や認知機能を制御するのか研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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