出版社内容情報
別れは突然やってくるもの。いつか訪れる誰かの死に、どんなふうに向き合う?
ある日、一羽のトリが死んでいました。昨日まで生きていたのに、今日はもういないなんて… トリの仲間たちは、驚きの気持ちや悲しい気持ち、それぞれの正直な感情を思い思いに語りはじめます。親友だった?エサをとられたこともあった?いいところも、いやだったところも、ぜんぶひっくるめてトリとの大切な思い出だ。さあ、にぎやかなのがすきだったあいつのために、涙をふいて歌ってあげよう! 穴にうめて、“永遠”のお別れをしたあとも、トリはみんなの心の中にいるんだよ。
死とはなにか、だれもがいつかは直面する身近な死に、みんなはどう向き合うのか。大切なテーマを、真面目に、でもユーモラスに、シンプルな言葉で伝えます。喪失体験で感じることは人ぞれぞれですが、それを素直に口にしてもいいのです。
内容説明
トリがしずかによこたわっている。ねてるんじゃないの?トリ、おきなさいよ!でもトリはめをさまさない。しんでしまったから。ちょっとトリ、なによ、しずかになっちゃって。なみだがでてきちゃう。ぼくもなきたくなってきた。いっしょになきましょう。そのほうがいいもの…。かなしむだけが、わかれじゃない…。とつぜんの“死”にむきあう、トリたちのお話。
著者等紹介
フィッシャー,ティニー[フィッシャー,ティニー] [Fisscher,Tiny]
オランダの作家。子どもの本の創作のほか、『家なき子』や『ロミオとジュリエット』など古典作品の翻訳・翻案、大人向けのノンフィクションも手がける。2022年には『Het geluk van schildpad』でオランダ語の優れた児童書に与えられる「銀の石筆賞」を受賞。また本書『Vogel is dood』は、ミュンヘン国際児童図書館が発行する推薦図書カタログ「ホワイト・レイブンズ2023」の1冊に選出されている。作家活動以外に、小学校で読書推進の支援にも取り組む。オランダのアムステルダムに在住
スタレフェルト,ヘルマ[スタレフェルト,ヘルマ] [Starreveld,Herma]
オランダのアーティスト・イラストレーター。インクだけでなくデジタルのツールも使い、コラージュその他の技法をミックスして作品を制作している。またセラピストの経験を生かし、コーチングやワークショップも行う。オランダ北西部のアルクマールに在住
塩〓香織[シオザキカオリ]
翻訳・通訳者。オランダ語、英語、ドイツ語の翻訳を手がける。オランダ南部、ベルギーとドイツとの国境近くに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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