出版社内容情報
あるところに、ふるさとでくらせなくなった男の子がいました。ティーカップにふるさとの土を入れて、ボートで海にこぎ出します。ウクライナをはじめ、海外からの難民・避難民のニュースが増える昨今。本書の出版には、ふるさとを離れて暮らさざるをえない人たちのことを考えるきっかけになれば、という翻訳者の思いもこめられています。ページをめくるたび、広大な景色が入れ替わり、空や海の表情、その美しさに魅せられる一冊。
内容説明
あるところに、ふるさとでくらせなくなった男の子がいました。生きていけるところを、あらたにさがさなくてはなりません。男の子のカバンのなかには、1さつの本と、1本のビンと、1まいのもうふが、はいっていました。それに、男の子はティーカップもひとつ、もっていました。ティーカップのなかには、よくあそんだ場所の土がはいっていました…。
著者等紹介
ヤング,レベッカ[ヤング,レベッカ] [Young,Rebecca]
子どもの本の作家。オーストラリア・シドニー近郊で育ち、英文学・児童文学を学んだのち編集者となる。子どもの本の作家としては、最初の絵本『Button Boy』(Scholastic)で注目され、『ティーカップ』でパトリシア・ライトソン児童文学賞を受賞し、IBBYの優良図書に選出された。シドニー在住
オットリー,マット[オットリー,マット] [Ottley,Matt]
画家、児童文学作家、音楽家。パプアニューギニア生まれ。イラストレーションを担当した本は30点以上にのぼる。作曲家やフラメンコのギタリストとしても活躍し、近年は言葉とイラストや音楽を組み合わせた作品も手がけている。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州在住
さくまゆみこ[サクマユミコ]
子どもの本の翻訳者。東京で生まれ育ち、編集者、翻訳者、大学の講師や教授、JBBY会長などを通して子どもの本にかかわる。長野県・木曽在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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