出版社内容情報
クマはウクレレを見つけました。すてきな音がします。歌いたい歌がある。でも、歌いたいのはクマだけじゃないみたい。たくさんの動物たちが次からつぎに出てきて大さわぎ! ようやく、クマが歌をひろうするときがやってきましたが…。
内容説明
クマは、ウクレレをみつけました。すてきなおとがします。うたいたいうたがある。でも、うたいたいのはクマだけじゃないみたい…。
著者等紹介
フェイガン,ケアリー[フェイガン,ケアリー] [Fagan,Cary]
カナダ・トロント生まれ、トロント在住。2012年IODEジーン・スループ図書賞、2013年マリリン・ベイリー絵本賞を受賞した『Mr.Zinger’s Hat』のほか、『What Are You Doing,Benny?』など、数多くの児童書を手がける。2014年、カナダのすぐれた児童文学作家に贈られるヴィッキー・メトカーフ児童文学賞を受賞。本書『きみのうたをきかせて』はバンクストリート教育大学の2022年選定絵本となった
シーファリング,ディーナ[シーファリング,ディーナ] [Seiferling,Dena]
カナダ・アルバータ州カルガリー在住。イラストレーター、羊毛フェルト作家。現在、出身校のアルバータ芸術大学でデザインを教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
32
【大人こそ絵本】熊さんの気持ちが心に響く。ネズミさんがいてくれたから…エルトン・ジョンの「僕の歌は君の歌」が聴こえてきました。2025/05/12
ヒラP@ehon.gohon
28
ちょっと不思議なお話ですが、実際にありそうな人間関係として読むと面白いと思います。 自分が自分がと、好き好きに自己主張をする動物たちから見ると、クマは愚鈍な存在なのかも知れません。 これではバンドは組めませんね。 飾ることをしないクマらしいクマは、去っていきますが、そんなクマを好きなネズミも素敵に感じました。 自分らしい生き方って素晴らしいです。 それが共感できるのが愛かも知れません。2023/01/16
花林糖
23
図書館本。ウクレレを拾った熊のお話。大きな声で歌う熊さんが印象的です。哲学的で子供向けというより大人向けでしょうか。2022/11/16
anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。繊細な表紙に惹かれて。絵は、ディーナ・シーファリングさん。ファンブラザーズとの共作など、最注目のイラストレーターと紹介されている。訳は橋本あゆみさん。「おうかんはだれのもの?」と同時発売。同じキャラクターが、楽器を手にした話。あちらはネズミで始まり、ミニサイズ。こちらはクマで始まり、大きいサイズの本。おもしろい企画。出鼻をくじかれたクマを辛抱強く待つネズミ。クマのはじけっぷりはサイコウ(笑) その後のふたりの様子には、ホロっ、ほっこり♪ どちらから読んでもいいが、「おうかん」を先がオススメかな。2022/10/05
spatz
13
見返しに熊の絵のついたex libris(蔵書票)がついているのがなんともいい。これは僕の私の本です、みたいに名前を書いて置いておくのかな。久しぶりに見た気がする、これ。英語ではbookplate (cf. wiki)というそうだ。 くまとネズミとカラスとヘビとキツネとカメ。森の仲間たち。それぞれの楽器と共に奏でるメロディーと歌。 淡い茶色の微細な線で描かれたどこか懐かしい独特の絵がらは一度見ただけで忘れられなくなりそう。 森の中でクマがウクレレを見つける。他の動物たちもそれぞれの楽器を見つける2022/09/13