出版社内容情報
なぜ人間は,オオカミに心を奪われるのか.荒野のシンボルでもあるオオカミは,世界で最も魅力的な生物のひとつであり,霊的な動物だと信じられ,神話や伝説,民話にもよく登場してきた.本書では,迫力の写真と解説とともに,オオカミの生態に迫る.
内容説明
荒野のシンボルであるオオカミは、精神世界への導き手であり、霊的な動物だと信じられ、神話や伝説、民話にもよく登場してきた。本書を読むことで、オオカミがどのような環境で暮らし、仲間とどのように気持ちを伝え合い、どんなものを食べているのか、またどれほどにオオカミが高い適応力をもち、直感力に優れた複雑な動物であるということが、おわかりいただけるだろう。
目次
1 オオカミの自然史と文化史
2 身体的特徴と生き残りを賭けた適応
3 食生活
4 コミュニケーション
5 家族
6 群れの生活
7 縄張り
8 他の動物との関係
9 人間との関係
10 オオカミの保護と未来
著者等紹介
フラー,トッド・K.[フラー,トッドK.] [Fuller,Todd K.]
マサチューセッツ大学アマースト校(UMass)の教授で、専門は野生動物生態学。カナダのアルバータ州で生物学者としてオオカミとカリブーの研究に携わり、アメリカのミネソタ州では科学研究員としてオオカミ、シカ、およびシカの狩猟家に関する調査を行っている。1990年にUMassに着任して以来、博物学、野生動物の生態と保護、哺乳類学の講座を担当。また、大学院生とともに、米国ほか20か国で、肉食および草食哺乳類の博物誌と保護について調査・研究し、特に、種の密度と分布の変化に影響を与える要因の特定を目指している
竹田純子[タケダジュンコ]
同志社大学文学部英文学科卒。ビジュアル本や百科事典、一般書など、さまざまな分野のノンフィクション翻訳に携わる
幸島司郎[コウシマシロウ]
京都大学野生動物研究センター名誉教授。専門は動物行動学、生態学、雪氷生物学。1982年にヒマラヤで氷河に住む昆虫やミジンコを世界で初めて発見して以来、世界各地の氷河生態系を研究している。同時に、イルカやオオカミ、ゾウなど、様々な野生動物を学生と共に幅広く研究している
植田彩容子[ウエダサヨコ]
専門は動物行動学、生態学。東京工業大学大学院および京都大学野生動物研究センターで、オオカミなど、イヌ科動物の目の形態と視線コミュニケーションに関する研究で、博士(理学)の学位を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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