内容説明
あたたかい春の日、小さなたんぽぽが夢みるまだくらい朝。ぽん、小さな手足にたてがみはふわふわのたんぽぽみたい。見て、このしっぽの先だってすてき。うれしくなったたんぽぽライオンはとびだした。冒険のはじまりとくりかえすいのち。想像力を駆使すればどんな夢の世界も冒険できる。たんぽぽの小さな種ひとつにも広大無辺の可能性が秘められている。そんな作者のメッセージをこめて優しく美しい絵が、読者を想像の世界に誘います。
著者等紹介
たなかようこ[タナカヨウコ]
カリフォルニア州アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン卒業後、引き続きアメリカでギャラリーペインターとして活躍。やがて児童書や絵本の挿絵を数多く手掛ける。スイス人の夫とロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
39
字のない絵本。たんぽぽの夢を一緒に体験してかのように、文字がない分、いろんな思いを持ちつつ、壮大なストーリーを感じられる。絵はチャコールで描かれ、その中の黄色が映える。「たんぽぽライオンのゆめ」は、著者が話と絵を両方手掛けた初の絵本。2021/06/24
うー(今年も遅くなります)
17
〈絵本〉表紙のライオンにひかれ手に取った文字のない絵本。汽車や船に乗り大都会へやってきたライオンが映画館で見たものは、、。優しい絵で黄色いたんぽぽライオンがとてもよく映えている。自由なライオンを眺め、こちらも空想の世界を存分に楽しめた。2022/06/12
spatz
16
絵のない絵本。なので、読む必要がない。どんな人にも読める。翻訳もいらない。絵だけで訴えてくる、幻想的な世界。いろんなものを優しく訴えてくる。でも文字がないから解釈は自由。大きな賞ノミネートか受賞か、したらしい本みたいです。ぜひ。チェックしてみてください。2021/03/10
退院した雨巫女。
15
《図書館-新着》たんぽぽの黄色が、映える。字がないことで、想像が膨らむ。2021/05/23
遠い日
10
字のない絵本。ファンタジックな絵に引き込まれ、たんぽぽライオンとともに風を感じ、雨に打たれ、喧騒の中でとまどう。居場所はどこ?夢は何?冒険の間の、ちょっとした思いやりが嬉しかったり、温かかったり。たんぽぽライオンが見つけた憧れ。きっと、そこまで、さぁ行こう!開放感と充足感に溢れたラストの、たんぽぽライオンのチャレンジがまぶしい。#NetGalleyJP2021/04/05
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