DOJIN選書<br> 私たちが見ている世界は現実か―お釈迦様は量子力学を知っていたのかもしれない

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DOJIN選書
私たちが見ている世界は現実か―お釈迦様は量子力学を知っていたのかもしれない

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759821802
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C0342

出版社内容情報

2022年のノーベル物理学賞「局所実在性の破れ」の実験に衝撃を受けた著者.それまで,量子力学を計算の道具としてしか使ってこなかったが,この衝撃をきっかけとして,その本質を深く考えはじめた.波動関数,不確定性原理,重ね合わせ,量子もつれ,ベルの不等式などなど,これ以上ないわかりやすさで解説した,量子力学入門の決定版.量子力学の本を読んで挫折した人もそうでない人も,本書を読めばワンランク上の理解に到達すること間違いなし.常識がひっくり返る知の旅へ出かけよう!


【目次】

序章 そのクッキーは本当に実在してる?

第1章 私たちが見ている世界は現実か?
1・1 私たちが見ている世界
1・2 私たちに見えている世界
1・3 見ている世界の映像は脳がつくり出している
1・4 脳がつくるストーリーを見ているだけ:仮想現実
1・5 心理学からも見てみよう

第2章 量子力学って何?
2・1 この世界はまぼろし?
2・2 色が見えるのは量子力学のおかげ
2・3 石焼き芋から暖かさを感じるのも量子力学
2・4 ミクロの世界はつぶつぶ
2・5 量子は波のような性質を持つ
2・6 二重スリット実験
2・7 波動関数ってなんだろう?
2・8 量子力学の原理、不確定性原理
2・9 重ね合わせ
2・10 量子もつれ(量子エンタングルメント)

第3章 量子力学が示した「実在性の崩壊」
3・1 局所実在性の破れが実験で検証された
3・2 ベルの不等式の破れの実験
3・3 シュレディンガーの猫と量子コンピュータ
3・4 多世界解釈
3・5 量子力学は古典力学の上位理論
3・6 実在するかどうかは見る人によって違う

第4章 時空も情報?
4・1 時間は万人に共通に流れていない
4・2 空間は単なる入れ物ではない
4・3 時空についても量子力学を考えるとどうなる?
4・4 時空の実在性もない?

第5章 お釈迦様は量子力学を知っていたのかもしれない
5・1 この世界は情報?
5・2 無我とは?
5・3 世界は実在している?
5・4 すべてはつながりの中にある
5・5 この世界は「まぼろし」かもしれない

終章 すべてはまぼろし?

付録 一粒の米粒は宇宙とつながっている?
A・1 一即多、多即一
A・2 ビッグバンでつくられる元素
A・3 星の中心でつくられ超新星爆発で宇宙にばらまかれる元素
A・4 超新星爆発や中性子星の合体などで作られる元素

内容説明

2022年のノーベル物理学賞「局所実在性の破れ」の実験に衝撃を受けた著者。それまで、量子力学を計算の道具としてしか使ってこなかったが、この衝撃をきっかけとして、その本質を深く考えはじめた。波動関数、不確定性原理、重ね合わせ、量子もつれ、ベルの不等式などなど、これ以上ないわかりやすさで解説した、量子力学入門の決定版。量子力学の本を読んで挫折した人もそうでない人も、本書を読めばワンランク上の理解に到達すること間違いなし。常識がひっくり返る知の旅へ出かけよう!

目次

序章 そのクッキーは本当に実在してる?
第1章 私たちが見ている世界は現実か?
第2章 量子力学って何?
第3章 量子力学が示した「実在性の崩壊」
第4章 時空も情報?
第5章 お釈迦様は量子力学を知っていたのかもしれない
終章 すべてはまぼろし?
付録

著者等紹介

波場直之[ハバナオユキ]
長野県生まれ。1997年、名古屋大学大学院理学研究科物理学専攻博士後期課程修了。理学博士。三重大学工学部物理工学科、徳島大学総合科学部自然システム学科、大阪大学理学研究科物理学専攻、北海道大学大学院理学研究科物理学部門、島根大学大学院理工学研究科を経て、大阪公立大学大学院理学研究科教授。専門は素粒子論、素粒子論的宇宙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンノレン

47
「お釈迦様は量子力学を知っていたかもしれない」という副題を見て即カルロ・ロヴェッリの「世界は関係でできている」を想起、結論的にはほぼ同じではあったが、本書は我々の身近なお馴染みの古典物理とミクロの不可思議な量子物理の世界の構造的な乖離を先ずは我々の現実の認知(脳のでっち上げ)の実相を極めて丁寧に詳細に解説し他方本題のミクロの量子力学サイドについては実在というより情報的側面が濃厚との事実も詳細に。ロヴェッリのは関係性で高邁な哲学的展開に力点を置いた側面もあったが本書はあっさりで好感、とても楽しく読めた。2026/09/27

ピンガペンギン

35
仏教にも興味を抱き続けてきたという物理学者(大阪公立大学院教授)が2022年ノーベル物理学賞研究をきっかけに、量子力学と仏教の思想を関連づけて思索したもの。といってもほとんどが量子力学の研究を分かりやすく語った内容。この手の本を読むと中盤から分からなくなることが多いが、今回も同様だった。「観測の仕方で結果が変わる」という電子の二重スリット実験、物質が「観測する前から決まった性質をもっている」という実在論は成り立たないなど。2026/09/08

mim42

15
素人向けの量子力学的存在論。読みやすいのに存在について考えさせられ満足。数式や条件等細かいところは気になるがまあ気にしてもしょうがない。量子レベルの「存在」や時空は情報でありモノでは無い。存在は、人間や動物、AIも含めた「観測者」により定義されるということだが、人間レベルの観測者には、可視光の波長や脳の処理速度による認識までのディレイなどの制約がある。同じ場所にいる蛙と人間では見えているモノ、各々に対して存在するモノが違う。同値類の定義も異なるだろう。蛙には蛙の数学があるべきだろうが量子力学は普遍的。2026/08/01

kuukazoo

14
realityとはあくまでその人にとっての経験上の確信であり、それは現実そのものではない。そう言うても物は壊れるし人は死ぬのであるけど。この世界の根源であるミクロなつぶつぶのふるまいは目に見えるマクロなモノの常識では捉えられない。実在/非実在が共存するとか、実在か否かは観測者に依存するとか面白いけど、正しくイメージするのが難しい。うっかり日常に持ち込むと妄想だし。大切なことは目に見えない(違う)。昔入門書を読んだきりの量子力学の理解から進んでないこと、仏教との関係が分かるほど仏教も知らないことが分かった。2026/08/11

大島ちかり

12
専門書のような違うような。子ども向けのような違うような。考え方を変えるのに役立った。どうしても観測しないと物体が存在しないことが理解できなかったので。2026/08/30

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