出版社内容情報
葬儀ディレクターとして,死のさまざまなあり方を社会に発信する著者が,子供からの死や死体に関する質問に,実体験をふまえ,科学的見地も示しながら答える.その内容は,知らなかったことばかりでとても興味深い.大人では思いつかなかったり避けがちだったりする,遠慮ないドキッとする質問の連続に対しても,著者は,ユーモアを交えながらも大真面目に回答する.その魅力たっぷりの語り口に触れると,ふだんは遠ざけてしまう死が身近になり,怖いものではなくなってきそうだ.
内容説明
ベストセラー作家で葬祭ディレクターのケイトリン・ドーティのもとには、死についてたくさんの質問が寄せられますが、子どもたちからの疑問はドキッとする傑作ぞろい。そのなかの選りすぐりの質問にケイトリンが、ユーモアを交えつつズバッと答えます。陽気なケイトリン節で語られるのは、葬儀屋としての豊富な経験と科学的知識にもとづいた、死後の体がたどるべき運命のあれこれ。あなたが、死について疑問や恐怖をもっているなら、ぜひ読んでみてください。きっと死を見る目が変わるはず…。「死んだらどうなる」をめぐる愉快でマジメQ&A集。
目次
ボクが死んだらうちのネコはボクの目玉を食べちゃうの?
宇宙で宇宙飛行士が死んだらどうなる?
お父さんとお母さんが死んだら頭蓋骨をとっておきたいんだけど?
死体が勝手に立ち上がったりしゃべったりすることはある?
裏庭に埋めた犬を掘り起こしたらどうなってる?
ボクの死体も化石の昆虫みたいに琥珀に埋め込める?
死んだら身体の色が変わるのはどうして?
大人の体が火葬後にあんな小さな容れ物に納まるのはなぜ?
死んだらウンチが漏れるって本当?
“ビデンデンの乙女”みたいな結合双生児は死ぬときも一緒なの?〔ほか〕
著者等紹介
ドーティ,ケイトリン[ドーティ,ケイトリン] [Doughty,Caitlin]
1984年ハワイ州オアフ島生まれ。シカゴ大学で中世史を学び、葬儀社に就職。「葬儀ディレクター」の資格を取得し、自身の葬儀会社「アンダーテイキングLA」を2015年に設立。著書『煙が目にしみる 火葬場が教えてくれたこと』(国書刊行会)と『世界のすごいお葬式』(新潮社)は、ニューヨークタイムズ紙ベストセラーとなる。YouTubeでは“Ask a Mortician(教えて葬儀屋さん)”というチャンネル名で投稿を続けているほか、“The Order of the Good Death(よき死の会)”の創始者でもある。ロサンゼルス在住
十倉実佳子[トクラミカコ]
1973年、京都府生まれ。大学在学中に奨学生としてイタリア国立パドヴァ大学文学部へ留学。卒業後、朝日新聞インターナショナル社(ニューヨーク)でのインターンシップなどを経て、教材出版社および学術出版社に勤務。現在はフリーランスで翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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