内容説明
アメリカ自然史博物館の展示をもとに恐竜を紹介。第一線で活躍する古生物学者が、行動、身体能力、巣づくりから繁殖の仕方まで、恐竜の科学をくわしく解説。化石標本をめぐる魅力的なインサイドストーリー。恐竜の知られざる一面に迫るビジュアルブック
目次
竜盤類(獣脚類;竜脚形類)
鳥盤類(装盾類;新鳥盤類)
著者等紹介
ノレル,マーク・A.[ノレル,マークA.] [Norell,Mark A.]
アメリカ自然史博物館古生物部門長。世界初の獣脚類恐竜の胚発見に携わり、複数の羽毛恐竜を記載し、恐竜が巣で抱卵することを初めて示唆したことで知られる。数十年間、国際的な古生物学調査に参加。モンゴルでの発掘調査をはじめ、ルーマニアのトランシルバニア、中国、南アメリカへの遠征にも頻繁に参加している。非鳥類型恐竜と現生鳥類との関係を中心に研究を行っている
田中康平[タナカコウヘイ]
1985年愛知県生まれ。北海道大学理学部卒業。カルガリー大学地球科学科修了。Ph.D.日本学術振興会特別研究員(名古屋大学博物館)を経て、筑波大学生命環境系助教。恐竜の繁殖行動や子育ての研究を中心に、恐竜の進化や生態を研究している。恐竜の卵化石を探して、世界中を飛び回る
久保美代子[クボミヨコ]
翻訳家。大阪外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miz
6
子ども用に図書館にて借りる。意外と文量が多いかなとも思ったが、熱心に読んでいた。2021/02/27
もだんたいむす
4
面白かった。化石が発掘された経緯、歴史、恐竜の説明などが豊富な写真、図版とともに掲載されておりよかった。2022/05/29
takao
3
ふむ2023/04/30
gachin
3
鳥盤類の恥骨前方突起を恥骨体とし、後方突起を新規物としているが、これは100年前のスタンダード。シレサアリアの寛骨臼には孔は開いてない(骨化未完と思われる小さなノッチはあるけど)。知的に怠惰だと思う。政治とPRが上手い研究者なので、ゆるゆる仮説を明言されると反駁がめんどくさいなぁと思った。/ p52のティラノサウルス類はアロサウルス類の間違い。これで6000円は高い。内容が子供騙しなのに価格は子供向けじゃない。おそらく大人向けの情弱ビジネスなんだと思う。/ あまり出回ってない写真もあり、この点は良かった。2021/02/05
kaz
0
想像図も面白いが、これだけ巨大なものを展示できる施設そのものがすごい。図書館の内容紹介は『恐竜の知られざる一面に迫るビジュアルブック。アメリカ自然史博物館の展示をもとに恐竜を紹介し、行動、身体能力、巣づくり、繁殖の仕方などをくわしく解説する。化石標本をめぐる魅力的なインサイドストーリーも掲載』。2021/06/26