出版社内容情報
賢治作品に登場するすべての元素を解説!幼いころ「石っこ賢さん」とよばれたほど石に熱中した宮沢賢治が残した作品から,「元素」や元素の塊である「鉱物」に触れた文章を写真とともに紹介.賢治の作品は国語教材として親しまれているものが多く,その文章中には多くの元素や鉱物が登場する.たとえば,『やまなし』では,「水銀」「銀」「黄金」「金剛石」「水晶」.これらを賢治の描く心象にふれる手がかりとして,文章とともに元素を解説.作品以外にも,現在知られている118の元素すべてを取りあげた.科学者としての賢治の生涯をたどる.
序章 宮沢賢治はどんな人?――石っこ賢さんの横顔
1章 石っこ賢さんと元素の世界――石から元素へ,そして元素周期表へ
2章 宮沢賢治の元素図鑑――元素と賢治の作品
水素/リチウム/炭素/窒素/酸素/フッ素/ネオン/ナトリウム/マグネシウム/アルミニウム/ケイ素/リン/硫黄/塩素/アルゴン/他
3章 元素と鉱物――鉱物から見いだされる元素
ヘリウム/ベリリウム/ホウ素/スカンジウム/ガリウム/ゲルマニウム/臭素/ルビジウム/ストロンチウム/イットリウム/ジルコニウム/ニオブ/テクネチウム/ルテニウム/他
4章 元素いろいろ――元素にまつわる豆知識
クリプトン/キセノン/ネオジム/プロメチウム/サマリウム/ユウロピウム/テルビウム/ジスプロシウム/他
◎コラム?元素発見の歴史と周期表/ゴッホと賢治
◎宮沢賢治年表/参考文献/作品さくいん/元素さくいん/鉱物さくいん
桜井 弘[サクライ ヒロム]
著・文・その他
内容説明
賢治作品に登場するすべての元素を解説!作品に登場しない、現在知られている118の元素とそれを含む鉱物も紹介しました。賢治の作品を入口に、広がる元素と科学の世界。
目次
序章 宮沢賢治はどんな人?―石っこ賢さんの横顔
1章 石っこ賢さんと元素の世界―石から元素へ、そして元素周期表へ
2章 宮沢賢治の元素図鑑―元素と賢治の作品(水素;リチウム;炭素 ほか)
3章 元素と鉱物―鉱物から見いだされる元素(ヘリウム/ベリリウム;ホウ素/スカンジウム;ガリウム/ゲルマニウム ほか)
4章 元素いろいろ―元素にまつわる豆知識(クリプトン/キセノン/ネオジム/プロメチウム;サマリウム/ユウロピウム/テルビウム/ジスプロシウム;ホルミウム/エルビウム/ツリウム/イッテルビウム ほか)
著者等紹介
桜井弘[サクライヒロム]
1942年京都市生まれ。1971年京都大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士。京都薬科大学名誉教授。専門は生命錯体化学、生命元素学、代謝分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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