「スター・ウォーズ」を科学する―徹底検証！フォースの正体から銀河間旅行まで

ブレイク，マーク〈Ｂｒａｋｅ，Ｍａｒｋ〉/チェイス，ジョン【著】〈Ｃｈａｓｅ，Ｊｏｎ〉/高森 郁哉【訳】

化学同人（2017/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 373p／高さ 21cm
• 商品コード 9784759819502
• NDC分類 778.253
• Cコード C1040

内容説明

傑作ＳＦの虚実を徹底検証！映画がもっとおもしろくなる！

目次

第１部　宇宙旅行（『スター・ウォーズ』が宇宙の文化と宇宙旅行に及ぼした影響；『スター・ウォーズ』の宇宙で銀河間旅行は可能か　ほか）
第２部　宇宙（デス・スターの死はエンドアの滅亡をもたらすか；『スター・ウォーズ』銀河系が天の川銀河について教えること　ほか）
第３部　エイリアン（小惑星エグゾゴースは進化するか；レイが砂漠の惑星ジャクーで生き抜くには　ほか）
第４部　テクノロジー（『スター・ウォーズ』のスピーダーが実現するのは何年後か；ストームトルーパーの装甲服で悪戦苦闘―だから射撃が下手なのか　ほか）
第５部　バイオテクノロジー（カーボン凍結で生きたままの冷凍睡眠は可能か；Ｃ‐３ＰＯの時代―人類はドロイド勢力にどう対処すべきか　ほか）

著者等紹介

ブレイク，マーク［ブレイク，マーク］ ［Ｂｒａｋｅ，Ｍａｒｋ］
１９９９年、世界で初めて「科学と空想科学」の学士課程を開講。２００５年には、世界初のアストロバイオロジー（宇宙生物学）の学士課程を開始した。これまでにＮＡＳＡ、シアトルのＥＭＰミュージアム、ＢＢＣ、英国王立科学研究所、スカイ・ムービーズを含め、五大陸で映画、テレビ、印刷物、ラジオを通じたサイエンス・コミュニケーションを展開してきた。ＮＡＳＡアストロバイオロジー研究所サイエンス・コミュニケーション・グループの創設メンバーの一人でもある

チェイス，ジョン［チェイス，ジョン］ ［Ｃｈａｓｅ，Ｊｏｎ］
航空宇宙工学の学士号とサイエンス・コミュニケーションの修士号を持つフリーランスのサイエンス・コミュニケーター。２００８年、ＮＡＳＡ向けにアストロバイオロジーを題材にしたサイエンス・ラップ・ビデオを制作したところ、『ガーディアン』紙が教育分野の有望株と評した。ＢＢＣ、オープン・ユニバーシティ、サイエンス・ミュージアム、王立協会、英国王立科学研究所での活動がある

高森郁哉［タカモリイクヤ］
フリーランスのライター、英日翻訳者。ウェブ媒体の「ニューズウィーク日本版」「映画．ｃｏｍ」「シュミカツ！」などに映画評やコラムを寄稿し、「ＣＮＥＴ　Ｊａｐａｎ」などに翻訳で携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[マーブル]

人類の文明そして科学の進歩は「ああなったらいいな」という欲求の具現化への熱望が推進力となっている。そこに影響を与えているSF。中でも圧倒的な存在感を持つスター・ウォーズ。フィクションという思考実験。サイエンスフィクションというカテゴリの中で想像された世界を、この地球で実現しようとするチャレンジへの原動力。インスピレーションの原石。何のためフィクションを作るのか。なぜ楽しむのか。未来へ歩み出そうとする時、人は過去から現代までの足跡の積み重ねだけでは革新的一歩は踏み出せない。そこには夢見る力の助けが必要だ。

2021/09/03

[skr-shower]

拾い読み。真面目に考察してます。子供の頃読んだSF小説･コミック･映画やスパイ映画で憧れた発明は、開発者が頑張ってくれている。一番進むのが戦争関連なのが残念ではあるが、スマホのGPS機能を使っている身では文句も言えない･･･暗示をかけるジェダイをエピソードⅣで見て、本質は悪だが個人の理性で善となろうとしているのだと考えた事を思いだした。May the Force be with you はお天道様やご先祖に顔向けできない事をしない日本人にもわかりやすい心情ではないか。

2020/05/30

[おだまん]

化学同人出版らしく科学的な考察で面白かった。もっとスターウォーズのことも知りたくなりました。そして、どこまで現実的に近づいているのか、わくわくするとともに怖さも。

2018/01/21

[coldsurgeon]

「遠い昔、はるかかなたの銀河系で……」で始まった物語は、青年時代の私の心をつかんで離さなかった。その物語にあふれる科学的要素満載の設定は、どの程度現実味があるか気になるところだ。本書は、そんなスターウォーズの世界観を、自由な科学的探究心で、味わい尽くすっものだ。偏愛ぶりを楽しむ姿勢で読むことができた。そして「フォースと共にあれ」

2017/12/24