内容説明
英国のベストセラー・ミステリー作家が、科学捜査の現場を歩く。アンソニー賞批評/ノンフィクション賞受賞。
目次
犯行現場
火災現場の捜査
昆虫学
病理学
毒物学
指紋
飛沫血痕とDNA
人類学
復顔
デジタル・フォレンジック
法心理学
法廷
著者等紹介
マクダーミド,ヴァル[マクダーミド,ヴァル]
これまでに28の犯罪小説を著した。作品はミリオンセラーとなり、16か国語に翻訳され、多くの賞を受賞
久保美代子[クボミヨコ]
翻訳家。大阪外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナカ電子出版
25
この本は面白いけどリアルに怖い本です。科学捜査に興味あるかたにはおすすめです。12章からなり昆虫 毒物 指紋 血痕飛沫…好きなとこから読めますが、夜中に読むと寝れなくなるくらい怖いです。私がこの本で良いと思えるところは参考文献が多く気になる文献をさらに読み深められるところです!2018/12/21
DEE
8
過去に実際に起きた凶悪事件が、どのような手法で、どのような経緯を経て解決に至ったかが詳細に書かれている。 指紋や昆虫学、復顔や病理学、そしてDNA鑑定といった科学操作の歴史や進歩は興味深く、事件の真相究明に大きな役割を果たしている。 しかしそれに依存しすぎると事件の本質が見えなくなり、解決に至らなかったり、最悪の場合は冤罪ということにもなりかねない。 裁判の方法もやはり完璧はないのだと考えさせられる。 現役のサスペンス作家でもある著者は、きっもフィクションも面白いんだろうな。2017/10/16
y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)
7
後半にかけてだんだん面白くなっていく。ヴァル・マクダーミドだとは気が付かなかった。2020/04/12
しゃんしゃん
7
ダガー賞ほか多数を受賞した著者による科学捜査の専門家にインタビューしたノンフィクション。犯罪小説、ミステリー作家志望の方必読です。カテゴリーは昆虫学、毒物学、指紋、飛沫血痕とDNA.人類学、復顔ほか全12章で構成。蛆虫を使った実験からは死亡推定時刻、毒物学では微量な違いで人体を改善する薬から死に至る毒となる。医師シップマンはモルヒネの投与で210人の高齢者を葬る。現場での証拠はあらゆる専門家によって調べられ犯人を特定し逮捕する。しかし陪審員裁判では優秀な弁護団で無罪判決も珍しくない。興味深い一冊。2017/08/12
GOTI
5
☆☆☆☆面白い。難事件はいかにして解決されたか。過去200年にわたる法科学の飛躍の軌跡を記している。まさにCSIの世界です。昆虫学は「CSIラスベガス」のギル・グロッソム主任や「ボーンズ」のホッジンズ博士。複顔やデジタル・フォレンジックは同じくアンジェラ、そして法医人類学はテンペラス・ブレナン、法心理学におけるプロファイリングは「クリミナル・マインド」です。多分1000話以上のそれらドラマを視聴しました。準備は万端。そろそろ・・・!?2017/11/01
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