出版社内容情報
遺伝子や細胞を扱うバイオ系の実験は,化学実験に比べると事故の可能性や危険度が低いと思われがちですが,注意を怠ると,自身の安全だけでなく,研究室や大学,社会にも影響を及ぼす事故を引き起こす可能性があります.本書では,バイオ実験を安全におこなうためには具体的にどのような点に注意すればよいか,丁寧に解説.注意を喚起するために実際の事故例も多数掲載.また,経験の少ない学生にも要点がわかりやすいよう,実験をおこなう人の目線での説明を心がけています.研究室に必ず常備していただきたい「安全のてびき」です.
第1章 研究室や実験室における注意事項(研究のリスクと責任/基本的な注意事項)
第2章 試薬の取り扱い(危険物/高圧ガス/有毒物質/低温試薬など)
第3章 器具・機器の取り扱い(オートクレーブ/遠心分離機/クリーンベンチ/電子レンジなど)
第4章 生物試料の取り扱い(生体試料・細胞/遺伝子組換え体/病原体/実験動物など)
第5章 情報の保管と管理
第6章 応急手当・災害対策(外傷/やけど/被ばく/心肺蘇生法など)
化学同人編集部[カガクドウジンヘンシュウブ]
編集
日本生物工学会[ニッポンセイブツコウガクカイ]
著・文・その他
目次
1章 基本的注意事項
2章 試薬の取り扱い
3章 器具・機器の取り扱い
4章 生物試料の取り扱い
5章 情報の保管と管理
6章 応急手当・災害対策