出版社内容情報
人類がこの数十年に起こした変化は,地球46億年史でも類を見ないほど大きい.今や人類は小惑星や火山と同じ存在になり,地球は地質学上の新しい時代,人新世(アントロポセン)に入った.著者はこの変化の意味を問うため,Nature誌の職を辞し,世界へ旅立つ.そこで見たものは,変化の最前線で暮らす人々が,深刻な問題へ独創的かつ効果的に取り組む姿.ヒマラヤに人工氷河を作る人,雪を降らせるために山を白く塗る人,遺伝子組換え作物を古代の農法と組み合わせて育てる人,カリブ海のごみから島を作る人.これら驚くべき物語とともに,人間性の変化が地球をどのように作り替えていくか,未来のために地球をどのように設計していくべきかを描く.
序 人類の惑星
1章 大気 : 山奥のワイファイネットワーク
2章 山: 氷河を作り,山を塗る
3章 川 :ダムがもたらすもの
4章 農地 : 食は確保できるか
5章 海 : 沈んでいく島
6章 砂漠 :不毛の地の可能性
7章 サバンナ:作られた野生
8章 森 : アマゾンで何が進んでいるか
9章 岩:枯渇する地下資源と向き合う
10章 都市 :アントロポセンの希望
エピローグ 私たちが作った時代
内容説明
六度目の大量絶滅を超えて。人間活動によって、自然環境は大きく変わった。いまや人類は、小惑星や火山と同じ存在になり、地球は新しい地質年代に入った。激変する地球環境の最前線で、必死に立ち向かう人びとを追い、世界各地の現在を旅する。我々は22世紀を迎えられるか?
目次
1章 大気―山奥のワイファイネットワーク
2章 山―氷河を作り、山を塗る
3章 川―ダムがもたらすもの
4章 農地―食は確保できるか
5章 海―沈んでいく島
6章 砂漠―不毛の地の可能性
7章 サバンナ―作られた野生
8章 森―アマゾンで何が進んでいるか
9章 岩―枯渇する地下資源と向き合う
10章 都市―アントロポセンの希望
著者等紹介
ヴィンス,ガイア[ヴィンス,ガイア] [Vince,Gaia]
科学と環境の分野が専門のジャーナリストでありブロードキャスター。『ネイチャー・クライメイト・チェンジ』誌のフロントエディター、『ネイチャー』誌のニュースエディター、『ニュー・サイエンティスト』誌のオンラインエディターを務める。BBCオンラインにレギュラーコラムの「スマート・プラネット」を持っており、BBCラジオのアントロポセン関連の番組の企画と放送に関わっている
小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
Francis
マクターぺースン