出版社内容情報
序章 ウナギ博物学のすすめ
第1部 ウナギはどんな生き物か(ウナギの故郷を求めて/大回遊の立役者,レプトセファルス/ウナギの塩分濃度適応戦略/汽水域に生息するウナギと人)
第2部 食資源としてのウナギを考える(ウナギ もうひとつの旅路/ウナギ完全養殖への挑戦/カムバック・イール ― 鰻川計画)
第3部 ウナギが育んだ日本の文化(江戸の文化に息づく鰻/蒲焼き誕生の秘密/鰻と信仰)
内容説明
なぜ日本人はウナギに魅せられるのだろう?謎に包まれた生態から蒲焼きのおいしさまで。知れば知るほど好きになる「ウナギ博物学」のすすめ。
目次
ウナギ博物学のすすめ
第1部 ウナギはどんな生き物か(ウナギの故郷を求めて;大回遊の立役者、レプトセファルス;ウナギの塩分濃度適応戦略;汽水域に生息するウナギと人)
第2部 食資源としてのウナギを考える(ウナギもうひとつの旅路;ウナギ完全養殖への挑戦;カムバック・イール:鰻川計画)
第3部 ウナギが育んだ日本の文化(江戸の文化に息づく鰻;蒲焼き誕生の秘密;鰻と信仰)
著者等紹介
黒木真理[クロキマリ]
鹿児島県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)。現在、東京大学総合研究博物館助教。専門は魚類生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のし
2
日本人にはとてもなじみが深いウナギなのに、その生態は謎が多い。そんなウナギについての本だったので、興味を持って読みました。色々な視点からウナギを観察しているので、とてもおもしろかったです。2012/12/14
パロリーヌ
1
ウナギをめちゃくちゃいろんな側面から色んなジャンルの研究者が語っていく本だった。 保全したいのにうなぎを食べたくさせるとかいう何ともギルティな本(ちがう)2019/06/28
たくのみ
1
レプトセファルスという幼生は親ウナギに似てもつかない姿だが、やっとわかってきた生態と謎が面白い。淡水と海水の浸透圧調整の仕組み、ウナギと日本文化の関係の研究もユニーク。でも、ウナギイヌにも触れてほしかった。2012/12/05
Gen Kato
0
資料として。うなぎって奥が深い生物だなあとしみじみ。うなぎが好きなら種を守らないといけない。年に一度、ちゃんとしたお店で食べられれば上等でしょう。2016/06/02
夏
0
ウナギを知るにはもってこい。