ジャンプジェイブックスDIGITAL<br> 星が人を愛すことなかれ

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ジャンプジェイブックスDIGITAL
星が人を愛すことなかれ

  • 著者名:斜線堂有紀【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 集英社(2024/08発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087901740

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内容説明

令和最注目の作家・斜線堂有紀が描く、推し(アイドル)の恋。ウェブ掲載の作品に書き下ろしを加えて書籍化!! 解散寸前だった地下アイドル「東京グレーテル」を、ひとりのカリスマ―赤羽瑠璃―が躍進させた。人気グループとなり輝きだした「東グレ」。しかし光の中のアイドルたちも、ステージを降りれば人生が待っている。推される側の“恋”と“生”の物語。「見ててね。私が最高の人生、使い切るところ――」 『ミニカーを捨てよ、春を呪え』冬美は結婚を意識している恋人・渓介がいる。けれど、恋人は赤羽瑠璃というアイドルを推しており、全てにおいて彼女を優先する。推しと恋人、本当に愛されているのはどっち?/『星が人を愛すことなかれ』「東京グレーテル」の元メンバー・雪里は、Vtuberとして活動している。生活時間のすべてを配信のために捧げる彼女は、いまや百万人に愛される人気Vのひとりだ。その代わり、雪里は次第に恋人との時間すらとれなくなっていく。/『枯れ木の花は燃えるか』「東京グレーテル」のメンバー・希美は地下メンズアイドル・ルイと付き合っている。ある日、ファンとのベッド写真が流出してルイのSNSが炎上。希美は復讐の為にルイと関係を持ったファンと会い、炎上を加速させてルイを叩き潰そうとするが──。/『星の一生』「東京グレーテル」のカリスマ・赤羽瑠璃。かつて自分のファンである渓介に恋をし、ストーキングのあげく部屋まで侵入した女。それでも渓介を諦められない瑠璃は、彼のSNSアカウントを監視し続けてしまう。そしてある日瑠璃は、渓介が恋人と結婚式を挙げることを知る――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

194
仕事に邁進する昭和の猛烈サラリーマンが、称賛と名誉を得ながらプライベートを犠牲にしたツケを払わされる。さんざん読んだその手の小説を、若い女の子をヒロインにリライトされたようだ。SNSや地下アイドルなどスターになれるチャンスが広がった今日、少女たちは「自分も」と願う。しかし注目されるとは孤独に耐えることであり、強い心根の持ち主でなければ耐えられない。名声と脚光めざして必死に耐えてきた心の弱さが、思わぬきっかけで壊れる瞬間を捉えていく。こんな世界では、冷酷非情なサイコパスしか生きられないのではと思えてしまう。2024/09/22

machi☺︎︎゛

91
斜線堂有紀さんの恋愛×地獄小説。これめちゃくちゃ好きかも☺️ドルオタだけどプライベートでは結婚も控えてる渓介。その彼女、冬美。渓介が推してるアイドル赤羽瑠璃。瑠璃がメンバーの地下アイドルグループ東京グレーテルの他のメンバー。推す方と推される方、どちらも大変!特にVtuberの話は最近の事件を思いちょっと怖かった。そこまで人生かけてなりきれるのもすごい!2025/03/13

やも

88
地下アイドルを主軸とした4話。【ミニカー〜】推し活してる彼氏を持つ女【星が人を〜】元メンバー現Vtuber、彼氏よりも配信を取る【枯れ木の花〜】メンバーの彼氏とその浮気相手たち。彼氏を炎上させる復讐実施【星の一生】1人のファンの推し活を頼りに頑張ってきたけれど…。▶日常にどっぷり入り込むほどの推し活とかしたことないから分からん。ミニカーの彼氏にはムカついたな。他の女に時間や気持ちを割いてるの知ったら、私ならぶっ殺したくなるわ。なら付き合うなよ、と。綺麗事言ってこっちに理解ある彼女を強いるんじゃねーよ、と。2025/03/22

雪紫

80
愛は呪い。推すこと、仕事で輝くこと、すべてが呪い。自分から望むか望まないかそれだけの違い・・・とは言い切れない(だってずっと薄氷の上で呪われたまま)。最初と最後の話は隣の芝生に見えたけど・・・愛の違いと自覚、どちらが救われてるのだろうか。個人的に考えちゃうのは表題作・・・って、この本続編だったの!!?2024/09/15

tenori

78
ばねるり再臨。斜線堂有紀さんの愛読者ならば「愛じゃないならこれは何」に登場した地下アイドル赤羽瑠璃にシンパシーを感じる人が一定数いただろう。アイドルばねるり(赤羽瑠璃)と彼女を熱烈に推すめるすけ(名城渓介)の後日譚2篇を含む4篇の連作短編。どの作品にも共通するのが二律背反と執着。片方を選べば片方を失い、愛情と憎悪がひとつの器の中で同居している状態。アイドルとしての基準線を一人のファンに求めたとき、それは彼女の呪いとなる。星は自ら燃え、愛することは叶わないのか。でも、愛じゃないならこれは何。2024/12/10

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