統計力学入門―化学の視点から

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 265p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784759815351
  • NDC分類 431
  • Cコード C3043

出版社内容情報

とりあげる題材はもちろん,それを記述する術語や表現についても徹底的に吟味し,化学を専門とする学生にとって最適な入門書となるよう仕上げられた決定版といえる一冊.数学の使用についても細心の注意を払い,必ずしも本質でない証明や解法については,最終章にまとめて示すようにした.

1.統計力学とは何だろう 
2.統計力学における分布 
3.最も確からしい微視的状態 
4.Boltzmann分布について 
5.アンサンブルといろいろな分布 
6.カノニカル分配関数と熱力学量との関係 
7.分子分配関数の計算 
8.位相空間とエルゴード性 
9.エントロピー 
10.化学ポテンシャルとグランドカノニカルアンサンブル 
11.量子力学に従う粒子の統計力学 
12.ゆらぎと緩和 
13.非平衡系 
14.相転移 
15.フラフラした運動と確率過程 
数学についての補遺 
用語集 
各章末問題

目次

統計力学のはじめに
統計力学における分布
最も確からしい微視的状態
Boltzmann分布について
アンサンブルといろいろな分布
カノニカル分配関数と熱力学量との関係
分子分配関数の計算
位相空間とエルゴード性
エントロピー
化学ポテンシャルとグランドカノニカルアンサンブル
量子力学に従う粒子の集合
ゆらぎと緩和
非平衡系について
相転移
フラフラした運動と確率過程

著者等紹介

田中一義[タナカカズヨシ]
1950年京都府生まれ。1973年京都大学工学部石油化学科卒業。1978年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。日本学術振興会奨励研究員、米国エナージー・コンバージョン・デバイシズ社リサーチケミストを経て、1981年京都大学工学部助手、1988年同助教授、1996年より京都大学大学院工学研究科教授。工学博士。専門は物理化学。研究テーマは量子機能材料、分子ナノ工学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsukasa Fukunaga

2
「化学の視点から」とある通り、あまり物理物理してない(視点も、必要とする知識も)ので、物理非専門家にも読みやすい。あくまで雰囲気をつかむための軽めの入門書であるため、深く知るにはよりちゃんと勉強は必要。2014/11/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8082038
  • ご注意事項