Dojin選書<br> 絶対音感神話―科学で解き明かすほんとうの姿

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絶対音感神話―科学で解き明かすほんとうの姿

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759813609
  • NDC分類 761
  • Cコード C0373

出版社内容情報

私がこの本でもっとも述べたいことは,絶対音感があまり音楽的とはいえない能力だということである.それどころか,それはへたをすると音楽にとって好ましくないように働くことさえもあるというのが私の考えだ.(はじめにより)
優れた音楽家には不可欠の能力と思われがちな絶対音感.しかし,科学的な実験が示す事実は,そんなイメージとは反対のものだった.本書では絶対音感研究の第一人者が,データに基づき,現在までにわかっていることとそうでないことを明らかにする.さまざまな逸話や誤解,俗説を超え,絶対音感の真実をめぐる冒険.

1.絶対音感とは何か―絶対音感の概念をめぐる神話
2.音楽的ピッチ
3.絶対音感の事実―実験から明らかになったこと
4.絶対音感を持つ人はどのくらいいるのか
5.絶対音感は音楽をするうえで役に立つか―〈絶対音感=音楽的才能〉という神話
6.絶対音感を持つ音楽家―モーツァルトの絶対音感の神話
7.絶対音感を持つ人の相対音感
8.絶対音感はどのように生じるのか―遺伝と経験をめぐる神話

内容説明

優れた音楽家に不可欠な能力と思われがちな絶対音感。しかし、科学的な実験が示す事実は、そんな一般的なイメージに反するものだった。絶対音感研究の第一人者が、巷にあふれる神話のほんとうの姿を、データに基づきながら解き明かす。

目次

第1章 絶対音感とは何か―絶対音感の概念をめぐる神話
第2章 音楽的ピッチ―音楽を構成する基本要素
第3章 絶対音感の事実―実験から明らかになったこと
第4章 絶対音感を持つ人はどのくらいいるのか
第5章 絶対音感は音楽をするうえで役に立つか―“絶対音感=音楽的才能”という神話
第6章 絶対音感を持つ音楽家―モーツァルトの絶対音感の神話
第7章 絶対音感を持つ人の相対音感
第8章 絶対音感はどのように生じるのか―遺伝と経験をめぐる神話

著者等紹介

宮崎謙一[ミヤザキケンイチ]
1950年、新潟県生まれ。79年、東北大学大学院文学研究科博士課程(心理学専攻)で単位を取得後、山形女子短期大学幼児教育科講師、新潟大学教養部講師、同助教授、新潟大学人文学部助教授を経て、新潟大学人文学部教授。専門は認知心理学、聴覚心理学、音楽心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

14
絶対音感を持っているが、便利な道具としてしか使っていない。音楽性とは無関係。2022/11/11

mit

12
著者の専門は音楽心理学。1オクターブを12半音にクラス分けしたとき、「絶対音感」とは音を聞いたとき瞬時にクラス分けが出来る能力であるとする。具体的には、音を聞くと即座にその音高名(ドレミ(固定ド))が頭に浮かぶらしい。著者によると日本の音楽教育では絶対音感が重視されるため、音楽学生にも絶対音感を持つ人が半数程度いたりするそうだが、これは西洋に比べ極めて多いとのこと。逆に絶対音感を持つ人はそれに頼り、正しい相対音感を身に付けていない傾向があり、調性など音楽の基礎を理解する上で妨げとなる可能性を指摘している。2015/07/13

tom

10
楽器の練習をするとき、私の脳内では、楽譜の音が移動ドで動き始めてしまう。プロは楽譜を固定ドで読んでいる。私は、固定ドで読むことはとうていできない。楽譜を移動ドで読んでしまう私の脳みそは、ガキのころに適切な訓練が行われていなかった欠陥品なのだと思いこんでいた。たいへんな思いをして、無理矢理、固定ドを読む練習までやってみた。でも、この本を読んでみると、音楽にほんとうに必要なのは、相対音感(つまり移動ドを読む能力)であるらしい。それなら私の得意分野だと、妙に安心することのできる結論が書いてあった。良書です。2014/09/19

MASA123

9
著書は、音楽には相対音感が重要といっています。 絶対音感に優れた人が、相対音感の能力が弱いとは思えないですが、宝の持ち腐れというのはあるかもしれない。 絶対音感の人、相対音感の人、という2分類ではなくて、両方を備えた人について議論すべきかと思った。 2002年発刊の最相葉月さんの「絶対音感」では、音楽家は両方の能力をもつという記載がある(プロは二つの耳を持つ)。 2023/12/12

塩崎ツトム

8
「絶対音感」を持っている・習得していることが必ずしも音楽才能に繋がるわけではなく、むしろ邪魔になっている場合も多々ある、と訴える本。「絶対音感」なる用語すら「マイナスイオン」のような、それっぽく聞こえるが意味のない言葉であるという暴露でいきなり心をつかまれる。その話には説得力もあるし、莫大なデータを用いて、筆者が世にはびこる「神話」一つ一つに真摯なメスを入れていく姿勢にも好感がもてる。2014/10/25

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