Dojin選書<br> なぜ疑似科学を信じるのか―思い込みが生みだすニセの科学

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なぜ疑似科学を信じるのか―思い込みが生みだすニセの科学

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759813487
  • NDC分類 404
  • Cコード C0311

出版社内容情報

1.まずは身近なところから考えよう
2.疑似科学とはいったいなんだろうか
3.科学の「系統的懐疑」につきあわない
4.科学的という「錯覚」
5.自己正当化する信念
6.血液型性格学という疑似科学
7.宏観異常現象による大地震の直前予知
8.心理学って疑似科学じゃないの?
9.通俗心理・脳・超心理学
10.疑似科学と私たちの社会

内容説明

現れては消える数々の疑似科学。私たちは、科学の仮面をかぶったニセ物をどう見きわめ、いかにつきあっていけばいいのだろう。本書では、疑似科学の問題点や科学と疑似科学をめぐる考え方を整理するだけではなく、疑似科学を信じてしまう傾向を、「ニセ物なのに信頼のおける科学だと思い込む誤信念」ととらえ、その核心に迫る。宏観異常現象による地震予知や血液型性格学をはじめとして、疑似科学に共通してあらわれる特性を鋭くついた決定的な入門書。

目次

第1章 まずは身近なところから考えよう
第2章 疑似科学とはいったいなんだろうか
第3章 疑似科学を特徴づけるもの
第4章 科学的という「錯覚」
第5章 心理学がとらえた疑似科学
第6章 血液型性格学という疑似科学
第7章 宏観異常現象による大地震の直前予知
第8章 心理学って疑似科学じゃないの?
第9章 身近にある「心理学」―通俗心理学
第10章 疑似科学とはなんだったのか

著者等紹介

菊池聡[キクチサトル]
1963年埼玉県生まれ。京都大学教育学部卒、京都大学大学院教育学研究科博士課程退学。現在、信州大学人文学部准教授。専門は認知心理学、文化情報論。疑似科学などに現れる人の思考の特徴を明らかにし、それを実践的な批判的思考力や情報表現力の向上につなげる研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

16
オカルト的なあれこれも擬似科学も同じこと。何の裏付けもなくデータも示されないようなものに縋ってしまう人々の心理について。擬似科学ってとにかく理解しやすいのだ(データは示さないけれど) ただただ単純な因果関係だけを提示し(データは示さないけれど)単純な解決法をあたえる。そりゃ悩み苦しみ藁にも縋りたい人間や、もともと思考する習慣のない人間には力強く魅力的な救いに見えてしまうだろう。どんなことでも容易く信じずに検証する姿勢を忘れてはならない。思考停止は人間を崩壊させていく。2022/08/28

Koning

14
疑似科学(ニセ科学を使わない理由もきちんと述べられている)というものに撫ぜはまるか?を心理学の方面からきっちり捕らえた本。しかもちゃんとした心理学者なのでそうじゃないいんちき心理学テストとかはきっちりダメだししてるし、精神分析学=疑似科学という指摘もきちんとしてるところがまったく正しい本。基本的な考え方について述べられているので、いろいろな場面でニセ科学やカルトちゃんに晒されている人は読んで対処法を考える一助になると思われます。良書だと思う。2012/12/20

きゅー

10
基本的なポイントを抑えた良書。疑似科学の定義から始まり、その発生の機序、無意識のうちに信念が形作られていく理由、意図的に他人を騙そうとする人間のやり口など広く網羅されている。具体的には血液型性格判断、宏観異常現象(地震の前触れに起きるとされる自然現象)、その他通俗心理学など。参考文献リストに著名な図書が掲載されているので、この一冊をはじめに、自身が気になる他の分野についての知識を深めるきっかけにすることもできる。2023/05/19

たこやき

10
疑似科学とは何か? その問題は? というところから、認知のクセなどから、信じてしまう。批判されるほど頑なになってしまうメカニズムへ、と進展していく。そして、終盤は、著者の専門である心理学とその周辺の疑似科学を事例として、疑似科学と科学の間の境界の難しさを説いていく。基礎的な問題点が理解できながら、同時に、より深く考えよう、という気持ちにさせてくれる素晴らしい「入門書」だと思う。2013/03/20

或るエクレア

9
疑似科学を心理学方面から解説した本。疑似科学は「人間らしい考え方」に則して作られたものなのだそうだ。確かにこの手のエセ科学を大量に産み出してきたニューエイジ思想もものすごく人間に優しい。にんげんだもの。巻末の疑似科学関連のおすすめ書籍コーナーも地味に嬉しい。2016/12/02

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