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犯罪捜査の心理学―プロファイリングで犯人に迫る

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759813173
  • NDC分類 326.34
  • Cコード C0311

内容説明

犯罪者の心の闇を想像するのではなく、科学的に犯人の行動を分析する「犯罪心理学」。本書では、犯罪捜査における心理学の応用のうち、プロファイリングの嚆矢となったFBI方式をはじめ、客観的な犯人像の分析を可能とするリヴァプール方式のプロファイリングや、犯人の居住地を推定する地理的プロファイリング、ストーカーの危険性を推定する技術、さらには大量殺人事件の動機の推定や効果的な防犯対策なども紹介する。犯人に立ち向かう、犯罪心理学の最前線へ。

目次

第1章 FBIによるプロファイリングプロジェクト(被害者―加害者関係のない事件;FBIのプロファイリング研究 ほか)
第2章 プロファイリングの新たな展開―リヴァプール方式(犯罪行動の客観的な分析;連続殺人犯人の行動パターンをとらえる ほか)
第3章 犯人の居住地を推定する(犯人の居住地の推定;地理的ターゲッティング ほか)
第4章 犯人の危険性を推定する(ストーカーの四類型;ストーカーの危険性を推定する―ロジスティック回帰分析 ほか)
第5章 犯人の動機を推定する(大量殺人事件に見られる共通点;大量殺人事件への対策 ほか)

著者等紹介

越智啓太[オチケイタ]
1965年横浜市生まれ。92年学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士前期課程修了。警視庁科学捜査研究所、東京家政大学文学部を経て、法政大学文学部心理学科教授。臨床心理士。専門は犯罪捜査への心理学の応用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはぎ

16
★★★★☆犯人の居住地や危険性、動機を推測する研究について紹介されている犯罪捜査に必要なプロファイリング入門書。プロファイリングは研究に研究を重ねた結果の賜物であること、まだ追加研究が必要であることがわかり、映画の中の派手さとは違った地道な作業だと思った。章末の映画と犯罪捜査について書かれたコラムが親しみやすくて良かった。2016/04/03

内緒です

4
友達に借りた本。2015/04/06

コウ

3
プロファイリングについて興味があり読んでみたけれど、思っていたより読みづらいというか…正直、よくわからなかった。プロファイリングって統計学の応用?日本では科警研で研究されている?実際、どれくらい実用されているのか等…知りたかった情報が本書だけでは見えづらかったのが残念。とりあえず映画『新幹線大爆破』と、小説『動脈列島』には興味が湧いた。2021/08/13

はーこ

3
犯罪心理学…物凄いデータの解析で犯人の傾向や行動を分析してしてるんだなと。心理学といっても個人の意見、思想では犯人に到達できない、統計的なもので分析している。個人的には犯人の動機を推定する5章が面白かった。日本に銃を携帯する自由が無くて本当に良かった。2014/12/28

Uzundk

3
犯人の心の闇を推測するようなものでは無く、過去の犯罪者の統計から推測する手法が主であり、実際に効果が上がっていることに感心した。推測は見たい物しか見ないから役に立たないんだな。 統計解析の結果が視覚的に出力される手法を選んでいる様に思える。現場での解説にはその方が適しているのだろうか。同時に人間の欲望というのはとても強く、あいつも殺して俺も死ぬというとこまで行き着いてしまうものだというのも再認識した。2014/10/08

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