内容説明
地震、雷、火事、親父。怖いものの象徴の一つである雷も、正しい知識があれば恐れることはない!?本書ではまず、世に流布している雷にまつわるさまざまな誤解を解きほぐし、「雷はどこに落ちる?」「雷から身を守る方法は?」など気になる疑問のあれこれをお答えしましょう。さらに、雷を真に理解するために著者が実施してきた中国やオーストラリアでの野外観測の模様を、臨場感たっぷりに伝えます。
目次
プロローグ 宇宙から雷観測やりまっせ
第1章 河崎先生、教えてください!
第2章 雷様とは何者?
第3章 雷様からいかに身を守るか
第4章 世界の雷を求めて
第5章 ロケット誘雷実験計画―中国での雷観測
第6章 捲土重来を期す―アメリカでの雷観測
第7章 ヘクターに魅せられて―オーストラリアでの雷観測
エピローグ 夢を形に―まいど衛星
著者等紹介
河崎善一郎[カワサキゼンイチロウ]
1949年大阪府生まれ。78年大阪大学大学院工学研究科通信工学専攻博士課程修了。名古屋大学空電研究所、スウェーデン国ウプサラ大学気象研究所、大阪大学工学部などを経て、大阪大学大学院工学研究科教授。工学博士。専門は雷放電物理、大気電気学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
3
ふむ2022/12/21
Auristela
0
次の雷雨では観察してみよう!2013/08/11
平田剛
0
「雷に魅せられて」河崎善一郎。。。。身体につけた金属に落雷する。このような迷信と誤解が独り歩きしているのはなぜだろう。。。「落雷は身につけている金属を直撃するとは限らない」。。。雷撃を受けたとき電流が体内を流れる場合と体の表面を流れる場合があり、前者は一見たいしたダメージでないように見えても、脳内出血などによって致命的な場合が多い。一方後者は、心停止、呼吸停止になっていたとしても蘇生術で助かる場合が多い。(ヘソを取られる。あれは嘘だったのか。。。@ Sun.)2013/06/09