ヒトゲノムを解読した男―クレイグ・ベンター自伝

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  • サイズ B6判/ページ数 521,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759811582
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1045

出版社内容情報

熾烈なヒトゲノム解読競争を演じたベンター.桁違いの情熱は,どこから来るのか.ワトソン,コリンズらとの確執も包み隠さず語る.待望の自叙伝.

内容説明

ベンチャー企業「セレーラ」を率い、世界中の科学者を敵にまわして、熾烈なヒトゲノム解読競争を繰り広げたクレイグ・ベンター。その桁違いの情熱と行動力は、一体どこから来るのか。重鎮ジェームズ・ワトソン、ヒトゲノム計画リーダーのフランシス・コリンズらとの確執も包み隠さず語る。今、最も熱い科学者の待望の自叙伝。

目次

わたしのコード
ベトナム―死の大学
アドレナリンに夢中
バッファローでの再出発
科学の天国、官僚組織の地獄
ビッグバイオロジー
TIGR誕生
ジーンウォーズ
ショットガン法
研究所の離婚
ヒトを解読する
『マッドマガジン』と悪徳ビジネスマン
ショウジョウバエの飛翔
二〇〇〇年六月二六日、ホワイトハウス
発表、そして解雇
青い惑星と新しい生命

著者等紹介

ベンター,J.クレイグ[ベンター,J.クレイグ][Venter,J.Craig]
21世紀を牽引する科学者のひとり。ゲノム研究のパイオニアで、2001年2月、ヒトゲノムの完全な配列を発表。その後も未来を見据えた挑戦を続けている。J・クレイグ・ベンター研究所の創設者であり所長。ワシントンDC近郊に住む

野中香方子[ノナカキョウコ]
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

20
#説明歌 ヒトゲノム解読特許知財等論文掲載解読宣言2017/07/23

茶幸才斎

4
私がまだプラスミドDNAの抽出操作すら覚束なかった頃、同じ建物の別の階では国際的ヒトゲノム解読計画のためシークェンサーが連日稼働し、米国ではNIH他の研究機関がこのビッグサイエンス遂行の中核をなしていた。筆者は、全ゲノムショットガン法と最新の設備とベンチャー資本を背景に、事実上この公的プロジェクトを出し抜き、極めて短期間でヒトゲノムの解読を成し遂げた。筆者が自伝として本書で明かすその顛末は、しかしアカデミズムの精神からは程遠く、学者たちのプライドと縄張りを巡る激しい泥仕合であり、あまり読むに堪えなかった。2014/09/10

呼吸器内科医K

3
ベンターの不屈の精神にあっぱれ。研究トップ層の熾烈な応酬には胃が痛くなった。なんというストレスの掛け合い。もう少し仲良くできないもんなのかなー。2023/04/23

haruka

3
生物学の話はよく分からず。だからか「幼少時の冒険、好奇心、レースした日々がなければ絶対成功できなかった」という言葉が一番心に残ってしまった。自然の中で思い切り遊ぶ経験は確かに有効だろう…でもこの人は生死の危険も冒しているし、下手すれば不良学生のまま貧しい人生になることもあり得たわけで…子育てって難しいなぁとまさかの感想を抱いた。このような育ち方をして成功できたのは地頭の良さや精神力、自己肯定力にあるのだろう。ちょっとこんな人生羨ましい。2016/10/09

塩崎ツトム

3
うん、ベンダー氏がものすごい自信家であるということだけは嫌というほど伝わった。2015/07/16

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