内容説明
アメリカ滞在20年、京大での留学相談経験10年、アメリカ高等教育を知り尽くした著者が、とっておきのノウハウを伝授する留学指南書の決定版。豊富なエピソードと最新の情報を交えたわかりやすい解説で、留学前の準備から、留学中の研究生活、留学後の就職まで、アメリカ大学院留学の全体像が一気に読み通せる。
目次
1 留学のすすめ(なぜ留学するのか)
2 出願から合格へ(日本人はなぜアメリカの有名大学院に入れないか;タダで行けるアメリカの理系大学院 院生だって給料がもらえる!;失敗しない大学院の選び方(上)百花繚乱の有力校
失敗しない大学院の選び方(下)群雄割拠の中で穴場を探す
分け入っても分け入っても書類の山 出願書類を見てみよう)
3 アメリカの大学院教育(入学から学位取得までの概要;学位への道 取得要件を中心に;ケーススタディ 正反対の二つの大学)
4 就職について(日本の企業への就職)
付説 日米雇用比較
APPENDIX
著者等紹介
青谷正妥[アオタニマサヤス]
1954年大阪市生まれ。京都大学理学部化学専攻卒。同大学院1回生の折に渡米し20年間在住。その間、5大学院で学び、15の大学・短大で働く。足掛け10年の企業勤務経験もある。カリフォルニア大学バークレー校数学博士。1998年より京都大学国際交流センター准教授。理系の講義に加え、英語教育や留学相談を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャスミン
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少し前の本ですが、アメリカ大学院留学について知りたくて読みました。ものすごく大変な努力を重ねて博士になって帰国しても評価されない、就職も難しい日本って、なんだろう。2016/06/26
たかD
0
進路を考える上での参考として読了。本屋で初めて本書を見た時には「どうしようもなくチープ」と感じたが内容は本物だった。留学経験が非常に長く、産学を知る英語指導のエキスパートが書いた本。内容は理系の学部学生を主な対象としており米国留学・Ph.D取得を進めている。columnとしてためになる具体例を多く掲載しており読みやすい。類書を数冊読んだがこれほど留学のホントが知ることができる本はなかった。しかし著者も指摘している様に具体的なVISA申請の手続きなど、類書によく見られる網羅的な説明はない。2013/02/26
shin
0
金がなくても留学できることはよくわかって、さらに教育制度にはかなり期待が持てるらしいので、是非留学してみたい。にしても、私の大学はまだまだ留学とか国際化には消極的であるような気がしてならない。英語で授業する体制の構築をそろそろ考えないといけないんじゃないかな。2010/09/01
yshigeru
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カネはなくても留学できる。推薦状が問題。ああ、留学したい留学したい留学したい。2010/05/30
TaKUMA7
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アメリカ大学院への留学ノウハウが書かれた本。TOEFL,GRE対策、推薦状の書いてもらい方などの留学準備、合格後の生活(主に試験)、晴れてPh.D.となった後の就職事情など、軽い語り口だが具体的でタメになる。2009/11/09