出版社内容情報
論文捏造、公的研究費の流用など大学職員の関与する事件が世間をにぎわしている。いまや科学者も法的な責任について「知らなかった!」では済まされない時代となった。本書は、研究活動で遭遇するさまざまなトラブルについて、実際にあった事件や判例をもとに、現役の弁護士が責任の所在や解決法をQ&A形式でわかりやすく答える。独立法人化時代の科学者、必携の1冊
内容説明
論文データの捏造、研究費の不正流用、セクハラの訴え、実験中の事故…ひとごとではない研究活動でのトラブルの数々。現役の弁護士たちが、その解決法を伝授する。独法化時代の科学者、必携の書。
目次
第1部 教授・研究者のモラルが問われている!(論文で発表したデータが捏造であることが発覚した!;科研費の不正流用が発覚した! ほか)
第2部 知的財産への意識を高めよう!(インターンシップの学生が企業秘密を漏洩した…;大学と企業の共同研究に携わっていた学生が他企業へ就職してしまった! ほか)
第3部 学生も心配のタネ、ご注意を!(学生が危険物質を無断で合成してしまった!;学生が薬品を不正に販売したら… ほか)
第4部 大学・研究室は危険がいっぱい!(大学の敷地内に有害廃棄物を不法投棄された!;動物愛護団体から動物虐待で訴えられた! ほか)