内容説明
“神秘の蝶”に隠された自然のミステリー。その驚異のしくみを解き明かす。
目次
序章 碧い輝きの誘惑
第1章 モルフォチョウってどんな蝶?
第2章 光と色の世界
第3章 碧い輝きの秘密
第4章 さまざまな構造色
第5章 まばゆさに包まれた暮らし
第6章 輝きの向こうに
著者等紹介
木下修一[キノシタシュウイチ]
1949年福岡県に生まれる。1977年に東京大学理系大学院化学専門課程を修了、現在大阪大学大学院生命機能研究科で教授を務めている。理学博士。専門分野は、光物理学、レーザー分光学、非平衡系物理学
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感想・レビュー
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紅独歩
2
おそらく「構造色」について、もっとも判りやすく解説された書……とはいえ、正直途中に出てくる公式は難しく感じたが。(とはいえ、ここは著者が編集者と闘って残したものらしいので頑張ってフンワリ理解する程度には読みました)フンワリとはいえ構造色のことが判ると、今度は普通の「色」が不思議に思えてくる。人の目で色彩の感知を担当している錐体細胞は暗い所では働かなくなり世界はモノクロームになる、すなわちこれが「夜」であるーーなんて言われれば、そりゃワクワクしますよ!2016/09/18
LouLou
1
構造色のメカニズムは、その色彩とともに美しい!
よっち
0
蝶の中でも最も美しいといわれるモルフォチョウ。その独特の光沢をもつ青い翅の秘密について。構造色という魅力的な色彩を難しすぎず、どちらかと言うと分かりやすく書かれています。2013/08/31