内容説明
本書は、とくに『食』に携わる資格を取得する学生を対象にして、食べ物に関する化学の知識を中心に親しみやすい構成をとっている。これだけは知っておきたいことを厳選して、わかりやすい言葉で説明し、図やイラストを多用し、ポイントはキーワードでまとめ、各章末には理解を深めるための問題を用意した。
目次
1章 食品の中身を見る―物質の成立ちと構成元素
2章 食品中の原子、分子、イオンの重さ
3章 食品の状態とその変化
4章 食品とエネルギー―生体内の化学エネルギー
5章 食品内で起こる変化―化学反応と化学反応式
6章 食品中の濃度を考える―溶液の濃度とその表し方
7章 生体を構成する有機化合物とその働き
8章 食品中の無機化合物とその働き
著者等紹介
松井徳光[マツイトクミツ]
1959年大阪府生まれ。1983年愛媛大学大学院連合農学研究科修了。現在、武庫川女子大学生活環境学部助教授。農学博士
小野広紀[オノコウキ]
1961年三重県生まれ。1994年大阪府立大学大学院農学研究科修了。現在、岐阜市立女子短期大学食物栄養学科講師。農学博士
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青海老
0
高校化学の教科書からややっこしいところを抜いて、その分食品にまつわるエトセトラを盛り込んだ感じ。初学者向けテイストの一般教養的な大学の教科書です。個人的(理系院生)には退屈。不必要だと感じて放棄した知識を今更勉強しなさいと言われるのはしんどい。それでもやらなきゃいけないんですよ、資格勉強ってのは。ちなみに、新しい知識を習得する際には、既知の知識と混ぜ込むことで記憶が定着しやすいそうです。この本は10%くらいはなるほどと思ったので、意外に良い塩梅なのかもしれない。シンプルでわかりやすいのは間違いない。2017/03/22
あさつゆ
0
大学の教材でした。図もあって分かりやすかったです。章末に練習問題もついています。2015/01/26
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