出版社内容情報
《内容》 新進気鋭の無機生化学者によって著された原著第2版（1997年刊）の完訳．溶液化学，配位化学などの無機化学の基礎に基づいて，生化学的トピックスである輸送，貯蔵，呼吸，代謝，細胞毒，化学療法などの金属イオンの関与する生化学過程を考察する．初心者のために，基礎概念，実験法が，わかりやすい図を多用して解説されており，また論文を基にしてつくられた豊富な問題を解くことで，研究の戦略と戦術が身につくようになっている．無機化学，生化学専攻の高学年から大学院向け教科書・参考書． 《目次》 【主要目次】 1.無機生化学の基礎（無機溶液化学／反応速度論および熱力学の基礎／生化学の基礎原理） 2.実験法（物理化学的方法／生化学的方法） 3.輸送と貯蔵（生体中の金属イオン／他） 4.金属タンパク質と金属酵素（I）：酸素運搬体と加水分解酵素（ヒドロリアーゼ酵素 アコニターゼ／他） 5.金属タンパク質と金属酵素（II）：酸化還元の化学（呼吸系，非呼吸系における電子伝達／他） 6.アルカリ金属とアルカリ土類金属（生化学／膜輸送／膜電位の制御／酵素の活性化／他） 7.金属による生化学反応の調節（第二メッセンジャーとしてのCa／他） 8.細胞毒と化学療法（酸素の毒性／金属の毒性／治療薬として用いられる配位化合物） 9.構造および反応性のプローブとしての金属錯体（核酸／金属置換） 10.研究の実例（シトクロムcオキシダーゼ／ブレオマイシン／他） ＜付録＞種々の配位子／解答／他
目次
無機生化学の基礎
実験法
輸送と貯蔵
金属タンパク質と金属酵素（酸素運搬体と加水分解酵素；酸化還元の化学）
アルカリ金属とアルカリ土類金属
金属による生化学反応の調節
細胞毒と化学療法
構造および反応性のプローブとしての金属錯体
研究の実例
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gonta19
