内容説明
本書は分子ナノテクノロジーの進展と現状を紹介するために、先端的な研究者の参画を得て編まれた入門的な解説書である。
目次
1部 分子ナノテクノロジーのためのツール開発(SPMによるナノスケール分子制御;バイオミメティック手法によるナノ構造作製技術;DNAのナノカッティング ほか)
2部 分子ナノデバイス開発(分子ワイヤとしてのオリゴチオフェンの設計と合成;分子性ナノワイヤの構築;ナノ連結系によるエネルギー・電子移動デバイス ほか)
3部 分子ナノ素子を用いる回路開発(量子コンピュータの原理;NMRを用いる量子コンピュータのアーキテクチャ;分子コンピュータの構築 ほか)
著者等紹介
松重和美[マツシゲカズミ]
1947年福岡県生まれ。1975年Case Western Reserve大学Ph.D.課程修了。現在、京都大学大学院工学研究科教授。同国際融合創造センターセンター長(併任)。同ベンチャービジネスラボラトリー施設長(併任)。同工学研究科ナノ工学高等研究院教授。専門は分子ナノエレクトロニクス。Ph.D.、工学博士
田中一義[タナカカズヨシ]
1950年京都府生まれ。1978年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院工学研究科教授。同工学研究科ナノ工学高等研究院教授。専門は量子機能材料。工学博士
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