内容説明
脳科学や社会科学の最先端では、どのような研究が進められ、社会への応用はどのように進んでいるのか?そこから見えてくる脳に関する「確からしいこと」は何だろうか。
目次
第1章 医療BMIから脳コミュニケーションまで(脳をつくることで脳を知る;ブレイン・マシン・インターフェイス ほか)
第2章 いくつになっても脳細胞はつくられる(神経細胞(ニューロン)のかたち
脳のできかた ほか)
第3章 脳研究と社会科学(社会科学とは;実験社会科学、ニューロ社会科学の進展 ほか)
第4章 脳と社会(ロボット工学三原則;悪意の確信犯に対処するには ほか)
第5章 問題はこの「さらに先」(脳と社会のテーマを決めるまで;文理連携の兆し ほか)
著者等紹介
川人光男[カワトミツオ]
(株)国際電気通信基礎技術研究所・脳情報通信総合研究所所長。1976年東京大学理学部物理学科卒業。1981年大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士課程修了、工学博士。同年助手、1987年同講師。1988年(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)に移る。2003年よりATR脳情報研究所所長、2004年ATRフェロー、IEICEフェロー。2008年より科学技術振機構さきがけ『脳情報の解読と制御』領域総括、文部科学省脳科学研究戦略推進プログラム課題A中核拠点代表研究者を兼任、2010年よりATR脳情報通信総合研究所所長
大隅典子[オオスミノリコ]
東北大学大学院医学系研究科教授・脳神経科学コアセンター長。1984年東京医科歯科大学歯学部卒業。1988年同大学大学院歯学研究科修了。歯学博士。1988年同大学歯学部助手、1996年国立精神・神経センター神経研究所室長を経て、1998年より現職。2006年より総長特別補佐(男女共同参画担当)。2008年より東北大学ディスティングイッシュドプロフェッサー。2010年脳情報科学コアセンター長。日本学術会議第二〇期、二一期会員。専門は発生生物学、分子神経科学
山岸俊男[ヤマギシトシオ]
北海道大学大学院文学研究科教授。1970年一橋大学社会学部卒業。1981年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。1981年ワシントン大学社会学博士。同年北海道大学文学部助教授。1985年ワシントン大学社会学部助教授。1993年北海道大学文学部教授。2007年北海道大学実験社会科学研究センター長。1999年La Trobe大学(オーストラリア)リオティント著名客員フェロー。2001年La Trobe大学高等研究所著名名誉フェロー。2002~3年スタンフォード大学行動科学高等研究センターフェロー。2005年~現在日本学術会議会員
唐津治夢[カラツオサム]
(財)武田計測先端知財団理事・SRIインターナショナル日本代表。1975年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。同年日本電信電話公社電気通信研究所入所。通信、コンピュータ、半導体、CADソフトウェア関連の技術開発とマネジメントに従事。1997年(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)取締役企画部長。2000年SRIインターナショナル日本代表。IEC(国際電気技術標準化機関)設計自動化部門委員長、文部科学省大学設置審議会委員、などを歴任。専門はMOT、イノベーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 図説世界文化史大系 4