内容説明
マイクロ波が化学の世界を革新する。電子レンジから生まれたスピーディーでクリーンな驚異の化学合成法。
目次
1章 化学反応を革新するマイクロ波熱触媒(太陽光もマイクロ波も電磁波の仲間;マイクロ波が物質にあたるとなぜ温まるのか;有機合成反応でのマイクロ波の効果 ほか)
2章 マイクロ波によるフラッシュ反応(実験室用のマイクロ波反応装置の歩み;温度制御が可能な導波管型マイクロ波反応装置;家庭用電子レンジを改良・工夫して行ったマイクロ波熱触媒反応例 ほか)
3章 マイクロ波による多彩な有機合成(置換反応;付加反応;環化反応 ほか)
著者等紹介
柳田祥三[ヤナギダショウゾウ]
1940年9月19日生まれ。1964年大阪大学工学部応用化学科卒。1966年大阪大学工学研究科修士課程修了、大阪大学助手(工学部)。1979年同大学院助教授(プロセス工学専攻)。1987年同大学院教授(プロセスシステム工学講座担当)。1998年大学院重点化のために組織変更、同大学院教授(工学研究科物質・生命工学専攻)。研究分野はマイクロ波熱触媒作用、色素増感太陽電池、強発光希土類錯体
松村竹子[マツムラタケコ]
1938年1月15日生まれ。1961年京都大学理学部化学科卒。1966年奈良教育大学助手。1972年同大学助教授。1982年同大学教授(教育学部)。1984年同大学教授(教育研究科)。1998年~2001年同大学附属図書館館長(併任)。2003年同大学名誉教授、(有)ミネルバライトラボ取締役。研究分野はマイクロ波熱触媒作用、発光性錯体、環境教育、非線形化学
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