内容説明
思い通りにゆかない人生を少しずつ修正しながら、最後に向かって自分らしくありたい。老いてわかった人生の心得。
目次
第1章 年をとったことを、言い訳にしてはいけない。(年をとるということは、その年代の気持ちがわかるようになるということ。;忘れたことを恥じることはないけれど、得意なことだけは手放さない努力をしたい。 ほか)
第2章 年をとったらどっしり構えて、器量の大きさを見せたい。(老いは、その人が生きてきた結果である。長い道程が、器量のある老人と器量のない老人を生む。;人は見かけによる。直感だけでその人を見抜く力を身につけたい。年を重ねて多くの人と接することで、人を見る目ができてくる。 ほか)
第3章 人から見られているという緊張感は、その人を美しくしてくれる。(美しさは、その時その場所の自分に似合うものを身につけるところから。;年をとったら、本当にいいものを少しだけ。心地よいものをいつまでも着られるように知恵を働かせたい。 ほか)
第4章 長く生きてきたということは、それだけ自分を理解する時間があったということ。(今の自分の年齢にふさわしい人生を生きているか。年齢に責任をもとう。;人に判断を任せてはいけない。自分で決め、自分で選ぶ生活を続けていれば、潔い生き方ができる。 ほか)
第5章 その日がくるまで、一人に戻っていく過程を楽しみたい。(生まれてくる時も一人、逝く時も一人。それならば、一人に戻っていく過程を楽しみたい。;自分の持っているものは惜しげなく与えられる、みんなから必要とされる老人でありたい。 ほか)
著者等紹介
下重暁子[シモジュウアキコ]
1959年、早稲田大学教育学部国語文学科卒業後、NHKに入局。アナウンサーとして活躍後フリーとなり、民放キャスターを経て文筆活動に入る。丹念な取材をもとにしたノンフィクションから家族や生き方をテーマにしたエッセイ、評論、小説まで幅広い作品群がある。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長などを歴任。現在、日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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